Google I/O 2021 Keynoteで今更気づいたこと
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先週開催された、Google I/O 2021のKeynoteを見て、改めて思ったこと。
ここ数年の彼らの製品発表やGoogle I/O Keynoteに共通していることですが、彼らは観衆が期待していることからずれて、彼らが言いたいことしか言わない印象。今回で言えば、開発者向けイベントであるのにも関わらず、発表のほとんどはエンドユーザー向けで、開発者が関わるところはありませんでした。
そして、同じく彼らが言いたいことしか言わないためでしょうが、とても退屈。今回の2時間のKeynoteを見ることは、苦行でした。同じエンドユーザー向けとしても、もっと興味深くできるはず。しかし、本来のエンドユーザー向けの製品発表ですら、彼らがやると内輪受けになってしまうので、会社としての指向でしょう。
今回はむしろ、出資者向けの感じもします。LaMDAとか興味深い技術を研究開発していても、すぐに出るわけではないし。また、Android向けの技術も、Pixelに適用する、と言うことばかり。
Googleがこれから1年、開発者にどうしてほしいのか、このKeynoteからはわかりませんでした。
彼らは、Developer Keynoteがそれだと言いたいのかもしれません。確かにこちらは開発者向けの良い内容でしたが、50分強で圧縮気味。つまり、単なるKeynoteは30分ほどに圧縮し、Developer Keynoteをもっと時間をかけるべきと思います。
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