IC運転免許のメリットは何だろう?
大概低迷している僕のブログですが、たまにGoogle Analyticsの言う訪問数が爆発的に増えることがあります。例えば、10月1日のiPhone 5との一週間は当日で3,265。ところが、先週のSkeuomorphを知ってますか?は普段よりさらに低迷して95。Skeuomorphという訳わからない単語が悪かったのでしょうか? 10月ほど多くなくても良いのですが、少なく過ぎても書いている意味がなくなると思わないこともないですが、今週も何も考えずに行きます。
この前、やっとIC運転免許になりました。神奈川県はIC免許への切り替えが最初ではなかったことと、僕の更新タイミングで今になりました。
免許の更新時に変化や使い方の説明はあったものの、ICカードへ切り替えるメリットはわかりませんでした。少なくとも、免許を持っている自分自身の直接のメリットはなさそう。
警察庁の情報によると、以下の通りだそうです。
<ICカード化によるメリット>
- 偽変造防止(セキュリティの向上)~精巧な偽造事案に対処
- 警察業務の合理化と国民の利便性向上~交通反則切符の作成や運転免許の更新等の時間短縮
- プライバシー保護~本籍欄の運転免許証券面からの削除
- 国際標準化への対応~運転免許証の国際標準規格に対応
最初の3つは別にICカードにすることが解決手段ではありません。そもそもプライバシー言うなら、本籍より現住所消して、写真もやめなよ。意味がわからない。
一方、最後の「国際標準」は気になります。国際免許もこれ1枚ですむのか?
と言う訳ではなさそう。ますます意味がわからない。
国際規格はISO/IEC18013のようです。素人が無料で入手できる情報はほとんど無いようで、ISOの規格購入ページの紹介によると、4部構成で、
ISO/IEC 18013-1:2005
Information technology -- Personal identification -- ISO-compliant driving licence -- Part 1: Physical characteristics and basic data set
ISO/IEC 18013-2:2008
Information technology -- Personal identification -- ISO-compliant driving licence -- Part 2: Machine-readable technologies
ISO/IEC 18013-3:2009
Information technology -- Personal identification -- ISO-compliant driving licence -- Part 3: Access control, authentication and integrity validation
ISO/IEC 18013-4:2011
Information technology -- Personal identification -- ISO-compliant driving licence -- Part 4: Test methods
となっています。
ICカードのようなデータとして格納される部分はISO/IEC 18013-2が該当することがわかる程度で、なぜこの規格が作られたのかはわかりません。
しつこくWebを漁っていたら、興味深いドキュメントが有りました。
ICカード免許証及び運転免許証作成システム等の仕様について
警察庁の発行した、ICカード免許証及び運転免許証作成システム等仕様書を含んでいます。
JIS用語の嵐なので、読んでいて頭がいたくなりますが(同じ規格でも、英語のISOの方が頭が痛くならないのは、なぜだろう?)、当然ながら免許証の情報しか格納していません。外字をビットマップとして定義できるようになっているのは、さすが日本の人名を扱う仕組みです。
しかしながら、なぜICカードなのか、国際規格なのか、はわかりません。提供側の理由であり、使用側のメリットは無いと思うことにします。