ソーシャルメディアで企業人として発言するときに注意すべきたった一つのポイント
半年前は名刺を交換した方をFacebookで検索してもまず見つかることはなかったのですが、最近は5人に一人くらいの割合で見つけられます。
IT業界以外の知人も増えてきました。
それと共にFacebookをマーケティングに活かしたいという声もよく聞くようになりました。
そして、マーケティングに活かす事を考える上で、必ずと言っていいほどみなさんが気にするのが「炎上」です。
私はリスクテイカーの傾向があるので、「炎上」するくらい盛り上がるフォロアー数やいいね!の数を揃えてから、そんなこと気にすれば?と発言して、顰蹙を買うことが多いのですが、それでも自分の知らない世界で社員がつぶやきまくっていると心配になる気持ちはわかります。
そこでポリシーを決めようとか、禁止事項をつくろうとか、いろんな枠が登場するのですが、ここでがんじがらめにすると逆に誰も発言しなくなり、逆効果になります。
「つぶやき」っていう言葉がたぶん誤解を招いているのではと思うのですが、「独り言」は誰も聞いていませんが、TwitterやFacebookのコメントは、大げさに言えば世界中が聞いています。
ソーシャルメディアで「つぶやく」ことは、まあ例えて言うなら「放送局のマイクに向かってつぶやく」ようなものです。深夜ラジオの芸能人のお喋りみたいなものですね。
企業の「中の人」がソーシャルメディアでつぶやくときは、その特性だけ認識しておけばいいのではないかなと思います。
もっと分かりやすく言うと、「それ、はじめてお会いするお客様に言えますか?」っていうポリシーでよいかと。
「初めてのお客様に言える」基準は、人によって違うと思いますが、それはその人の持っているコミュニケーション力に依存します。ぎりぎりの線を狙って喋る人は、フォローするリテラシーも抜群ですから少々の失言はフォローしきれてしまいます。だから基準が人によって違うのは当たり前ではないかと思うのです。
そういえば政治家も失言するときは後援会での講演か、ぶら下がり取材時が多いですね。
知っている人ばかりだと口が緩むのは、ソーシャルメディアもいっしょなんでしょうね。