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悩める中小企業経営者に向けて、ITと経営をいっしょに食べてやさしく噛みくだく試み

共有TODOって呼びたくないけど、そう説明すると食いつきでいいんすよね

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TODOなんていう言葉はいつごろから使われ始めたのでしょうか?

少なくとも私が使いだしたのは、ほんの10年前からです。
TODOという言葉を知ったのは、それより前、Windows95を使ったときに、Outlookの中にTODOリストがあって、「ふ〜ん、やることリストって『とぅーどぅー』って言うんだあ」と思った覚えがあります。
もっとも、都会の企業に勤めるみなさんはもっと前から使っていたんでしょうね。

聞いたときには「おしゃれな呼び方やなあ」と思ったTODOリストですが、自分のために使うのは便利ですが、管理されるのはバブル世代肉食系にとってはなかなか嫌なものです。
肉食バブルにとって理想的なのは「野放し」。「フリーハンドでなにしてもええよ!責任は俺がとるから」という太っ腹なのか、理解するつもりがないのか、どっちかわからないけど上司に任されてしまうのが理想的パターンでした。

その昔は、どうせ年功序列だったし、評価制度なんてまともに確立していなかったので、「やったもん勝ち」です。

上司が自分の仕事をしっかりと理解しているかどうかなんて、さして関係なく、欲しい時に欲しいリソースをくれるなら、あとはひたすら自由が欲しかった。

が、時は流れて、今やTODOリスト全盛時代です。
上司は、進捗を細かく毎日確認し、部下は割り当てられたTODOを一生懸命こなして、できたチェックの数に満足します。そしてそれを上司に見せて「どや!」と評価してもらうわけです。

肉食系と草食系の違いはいろいろ有りますが、そのひとつに「テリトリーを自分で作る」か「テリトリーを誰かに与えてもらうか」の違いがあります。
肉食は獲物を見つけたところがテリトリーです。激しい縄張り争いでそれを獲得します。
が、草食系は与えられたテリトリーでこつこつと草を食べます。よほど自分のテリトリーが枯渇していない限り、人の領域まで食べには行きません。

なので、草食系の社員に仕事の進め方を指示して(テリトリー)TODO(草)をあげると喜びます。
肉食バブルからすると「そんなんで仕事の醍醐味がわかるかよ!」ってなるのですが、草食系は草食べるとうれしいんです。

肉食バブル上司は、仕方なく自分の時にはなかったTODOリストとか、評価基準とか、業務マニュアルとかをせっせとつくり、毎日評価することに勤しむハメになりました。
右肩上がり成長の時は、やり方なんてどうでも早くたくさん走ったほうが儲けが増えるのですが、逆パターンだと組織の動き方も戦略も変えなくてはいけません。
なので、実は組織ぐるみで変更した戦略をしっかりと浸透させて、ビジネスモデルを変えてゆくのは、実は草食系部下を揃えたほうが有利だったりするのです。

が、バブル上司は草を与えるのも内心面倒だし、毎日コツコツホメるのはさらに面倒です。
1ヶ月に1回、でっかい象を仕留めてくれて、そのときだけ肉料理で大盤振る舞いするほうが好きです。

そんなときに便利なのが共有TODOっていうリストです。

共有だと色々と便利です。

 ・TODOは誰かが作ってくれる!
 ・進捗はヤギたちが勝手に入力してくれる

そして、自分はその表のステータスが「褒めて」モードになったときに、褒めてあげればいいのです。

サイボウズ Office 9最大の新機能「カスタムアプリ」は、そんな共有TODOを便利に使いこなせる機能です。
どっちかというと30代のクレバーなプレイングマネージャーをターゲットにしていますが、バブル世代でもこのようにぴったりです。

どういう機能かは、TECH.ASCII.jp さんのこちらの記事が一番わかり易いかと思います。

「おまえ、どこの社員だよ!」と言われそうですが、すみません、バブル世代は細かい説明は苦手なんです。(^^ゞ


※しっかりくわしく知りたい方は、サイボウズのページへどうぞ。

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