高野山大学大学院へ入学しました
弘法大師空海の聖地、高野山大学の大学院へ入学しました。
大学院文学研究科 密教学専攻 修士課程です。全日制は到底無理なので、通信教育課程です。
面接や入学式等で、3回現地へ行きましたが、東京からだと結構遠いです。大阪まで行って、なんばから2時間弱。
元々、学業とは程遠い生活をしておりました。高校を1週間で辞めてから、ずっと仕事をしてきました。現在42ですが、27年間仕事漬け(笑)
ちょうど10年前、前職でお世話になった社長から「大学院へ行ってこい!」と言われたのがきっかけです。
もちろん、高校すらまともに出てないので、行くことはできません(自爆) ここからお勉強の時間になりました。
とりあえず大検
大検(大学入学資格検定)を取りました。これハードルは高くないのですが、一気に8だか9科目を受けるものでした。
たしか、1科目40%取ればOKなのですが、夏に試験がある中、春から勉強をはじめたので、4ヶ月くらいの学習期間。
仕事しながらの学習だったので、これが結構キツイのです。科目数が多いので・・・
1科目以外はどうにか取れました。受験した年から年2回(夏と冬)受けられることになっていたので、11月に1科目のみ再度受験しました。一度受かった科目は受けなくても良いのです。
夏からの3ヶ月くらい、1科目だけの学習だったので、夏の受験時よりは気分的に楽でした。が、これ落とすと次の夏まで受けられないので、次の進学まで1年先送りになってしまいます。プレッシャーのが強かった記憶が・・・ほぼ余裕で受かりました!ってw
次に大学
産業能率大学(通信教育)で大学へ進みました。4年間で124単位が必要です。めまいがしそうでした(笑)
しかし、マネジメント系の実務に即した学習だけだったので、後半は単位も気にせず、受けたいものだけ学習しました。通信と言っても、スクーリングがあり、多い月で3回程度行きました。金~日の3日間、自由が丘という実際には等々力まで行ったものです。
ほぼ毎月1回、科目修得試験があり、90分くらいで用紙の裏側まで記述する、何を書いていたのかわからない試験でしたが、まぁまぁな感じで・・・1回の試験で4科目受けられるのですが、正しいところ、2科目が限度です。4科目も受けたときには、気合いと紙の消費のみ考えてたような・・・もう終わったことです(自爆)
124単位がゴールとなるので、最初は20単位くらいのところで、1/6だ!とか、積み重ねるごとに後戻りや断念は出来なく・・・と言うよりは、面白くなってきました。今まで実務でやっていたことが、体系的にも合っていたことや、だから違ったのか!と感じること。思うに、学生の時だったらわからなかったであろうことが、何もわからずに15歳から実務に入り体験したことで、順番は逆になりましたが、結果よかったと思っています。
4年間で卒業出来ました。
やっと大学院
きっかけを頂いてから6-7年経った、2006年に多摩大学大学院へ進むことが出来ました。恩師、学友にも恵まれ、強制流れるプール3倍速な感じのスピードであっという間の2年間を過ごしました。MBAなお勉強もしましたが、もっと手前にある最も必要な教養を知りました。在学中に恩師や院生と校外授業という名目で、チベットとインドへ旅行へ行きました。直接見る風景は、本を読んだだけではわからないことが多くあり、肌で感じること、考えるとがたくさんありました。
修士論文を書かなければ卒業できませんので、国語能力が著しく低い中、悪戦苦闘しながら・・・Wordにこんな機能があったのか!とコンテンツでなく機能にビックリしたものです(自爆)
・・・ここまでに学んだこと
お勉強は、した方が良いですが、知識だけ詰め込んでも役に立たないと思っています。こうしてブログに書くとあっという間の出来事ですが、10年前を思い起こせば、よく続いたなぁ・・・と他人事のように感じます。母親からは「勉強好きだったのね」と訳のわからないことを言われました(自爆) 勉強が好きなのではなく、知りたいことをやっただけ・・・なんです。
写真の多く入った雑誌程度しか本屋行く機会はなかったのですが、文書が入った本を読むようになりました(笑)
どの分野においても、入門書やマンガ形式のもの、図解**のような本をオススメします。難しいことを簡単に伝えることほど、難しいものはありません。簡単なものもわかりやすく書ける著者の本が最も基本を押さえているからです。これはセミナーなどでも同じことだと思っていますし、実践しています。
そんな中、弘法大師空海について書かれた本を何冊か読んでいくと「欲望のエネルギーを自我から大我へ変えることが、生命のエネルギーである」と従来の考え方とは真逆の立場、アプローチに興味を持ちました。このダイナミックな考え方はどこから来るのだろう?
もっと深く知るには本山で学ぶしかないと思い、文学系には程遠い身でありながら、はじめてみることにしました。漢文で原典を読まなければならないようですが、まぁゆっくりやっていきたいと思っています。