情報セキュリティ標語の「う」:ウィニーで、ファイル共有、自分も暴露
相変わらず減らないファイル共有暴露ウィルスによる情報漏洩です。先日は、あのIPAでも起きてしまいました。前回書いたオバマ大統領の専用ヘリコプターの設計データが漏洩してP2Pで全世界共有もファイル共有ソフトが原因でした。
う:ウィニーで、ファイル共有、自分も暴露
なくならない原因の1つとして、ウィルス対策が完全にされていないことがあります。特に個人ユーザーor家庭のPCなど、ウィルスそのものを正しくわからないままに、購入時にバンドルされたソフトが一生使えるものと思い、そのままの状態で利用される続けている。。。のです。
また、そもそも「これらのファイル共有ソフト」を何の目的で使うのか?って部分にも問題はあったりします。
Winnyを含めたファイル共有ソフトは色々ありますが、それ自体が悪い訳じゃないのです。そこで流通している「ブツ」に問題があるのです。違法にコピーされたソフトや、CDから取り込んだ音楽、違法な動画など。。。すべてダータです!って、何の疑いもなく拾い集めている人や、わかった上で収集している人などなど、無料なわけがないのです。
私は逆に、タダって言われた方が、何かあるのではないか?と、疑ってしまうのです。タダより高いものはないのです(笑)
これらの「お宝」が、インターネットにはたくさんある!って。実際にあることはあるのですが、それに変装したウィルスや悪意なソフトを実行される「ブツ」も紛れているのです。本屋さんへ行けば、実に欲しくなりそうなタイトルがついた、Winny入門みたいな書籍も多数あります。
何が問題?
1.著作権や違法性の認識がなく利用している
インターネットを使った頃から、ネット上にあるものは「すべてタダ」って思われてているようです。確かに無料で使える便利なサービスは多数ありますが、その範囲を知らず(そんな教育もないまま)に使って、自分情報まで共有しちゃっている。
2.コンピュータの中には、いろんなデータが入っている
写真、音楽、メール、ケータイのバックアップデータ。。。色々ありますね。加工も保存も便利ですし、デジカメのデータ取り込みにも使います。それをCDやDVDに焼くことも出来るので、まずは取り込むのです。ひみちゅなデータも多いはず(爆)
3.自分だけの暴露ならば、自己責任でもいいですが、ほとんど他人にも迷惑がかかる
これらのデータが、自分だけの(他人に影響しない)ものであれば、それなりに問題があったとしても、自己責任の範疇だと考えます。しかし、ほとんどの場合において、それらには自分以外の情報やデータが含まれています。メールを自分から自分宛に送ることは、テスト送信以外にはまずないでしょう。必ず相手がいて、そんな内容を書いているのです。
こんな状態にあると思っています。
これらのソフトが及ぼす影響を肌で感じる以外に、その脅威を体感することはないでしょう。疑似体験のツールもありますので、一度試してみて、何がどうなるのかを知ってみることも重要です。疑似体験なく、体験してしまう場合は、実際にファイルが全世界共有された後なのです。それじゃあ、既に時は遅いのです。