IBM(Global CEO Study 2008)機会と機械←いずれも人でした。
抜本的なイノベーションが必要と考えるCEO、日本は96% 世界の主要企業のCEO 1130名に戦略的課題を調査 :IBMプレスリリースより
IBM Global CEO Studyは、CEOが抱えている戦略的課題や関心事を理解・分析することを目的として、世界の主要企業のCEOや経営層、公共機関のリーダーを対象に、 2年ごとに直接インタビュー形式で調査を行うものです。CEOクラスを対象にした調査では世界最大規模のもので、今回は40ヶ国1130名、うち日本では 121名のCEOにインタビューを実施しました。
---に参加してきました。
新たな市場の出現
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新興国市場の拡大および先進国の成熟化→67%が機会である
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豊富な知識を持ちネットワークで繋がった顧客層→76%が機会である
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CSRへの要求の高まり→69%がよい影響を及ぼす
この部分に興味を持ちました。機会損失の反対側には、機会創出があると思っています。
リスクをチャンスに変える!なんて、このように書くとチープに見えますが、捉え方だと考えています。
また、優秀な人材が不足していると考える、グローバル化に異文化が必要と考える日本のCEOが多いことに、日本の弱さを感じました。
そもそも、日本の文化を日本人である”私自身”が、最近までよく知りませんでした。同時に、世界各国の歴史や文化、宗教観を知りませんでした。もっと早く知っておくべきだった。。。と思うほどに、何も知りませんでした。未だ勉強中です。
異文化を知ることで、より深く興味を持ち、日本の文化を知っていくと、最終的に行き着くのは、異文化を何とも思わずに「受け入れることができる日本人」がいました。私は以前であれば”節操がない”と思っていましたが、最近では”それいい”と思えるようになりました。
日本だから出来たことであり、出来ることであると思っています。宗教観で見れば、一神教の方々からは、日本のカレンダーに書いてあることは、理解できないようです。日本って一体どうなっているの?と・・・
元旦は、神社仏閣に初詣に行き、2月には節分で豆をまいたと思えば、バレンタインデー、ひな祭りの後には、ホワイトデー、4月1日には、エイプリールフールだし、GW中には端午の節句、この時期は七夕に願いを込め、秋にはカボチャのハロウィン、年末は忘年会の嵐で、クリスマスは1年の中でも重要なイベントごとになってるし、大晦日には、除夜の鐘を聞きながら、元旦へ・・・基本は、仏教的イベントですが。。。
クリスチャンでないのに、教会で挙式をするし、その日取りに六曜の仏滅を気にしたりする。全然OKだと思っています。
これが日本人のDNAにある、八百万の神の考え方であります。神仏混合になったので、区別もなくなりました。
これらが、すぐに異文化を取り込めるとは言えませんが、違和感をもっていない事は、間違いないです。これは大きな事です。
機会損失と機会創出は、その”事象”をどのようにとらえ、考えるか?の違いだけと思っています。経済学の話ではないです。機会損失とか言うと、すぐにリスクが。。。とか、言われますが、それもそれ。これもこれ。と考えています。
リスクがわかっているのであれば、回避も保有も移転、そして軽減もできるでしょう。わからないのであれば、それが発生したとき、クライシスになっちゃいますが、その時に出来る選択をする以外に方法はありません。石橋も叩きすぎれば、割れます。言葉遊びですが、最近よく言われるカタカナでリスクを逆から書けばクスリですよね。それが良いか悪いかわかりませんが、いずれの作用もしますし、影響します。やはり捉え方だと・・・思うのです。
米国かぶれのビジネス手法を用いることが、必ずしも日本の企業に合うかどうか?根本的な考え方も文化も違うのですから、合わなくて当然では?と、考えます。人を機械的に扱う事もありましたし、私もそう思っていた時もありました。が。。。
昔のよき日本に戻りつつある流れの中に”今”いるのだろう。と思いました。
最近の新聞紙上を賑わしている事件を見ると、人が機械のように思われている。ように感じます。色々な事件の中にそれが見えてきます。それは機械を作った人が機械に振り回されているように・・・思えます。主は何にあるか?ココが大切であると考えます。
今回、参加したことで、あっちからこっちにグルっと回って、進化して元に戻りつつある。ことを強く感じました。