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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

新入社員なら許される?許されない?

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5月の連休も終わり、そろそろ梅雨の時期なのに東京は寒いです。

4月から新社会人になった方々の行動で、「あまりにも」なことがありました。今に始まった事ではないのですが、学校で、家庭で、会社では、どんな事を学んだのでしょう?

集中して考え事をしたり、ゆっくり仕事をするのに、私は”ファミレス”が好きです。結構騒がしいように見えますが、音楽聞きながらだと、結構集中できます。まぁ2時間程度ですが。。。

場所は都内のとある場所。ランチの時間。見た目でわかりやすい新社会人の方々が数名で入ってきた。そもそも”うるさい”のだけど、他のお客さんもうるさかったりするので、そこは多めにしよう。

仕事にもちょっと慣れて、社会人としての大変さを少し知り始めた程度だ。皆で傷を舐めたいのはわからなくもないが、善し悪しだけは区別しないとマズイ。

屋外で仕事の話はしないこと!

これはベテランな社員の方々でもやってしまうことですが、多少の違いはあるでしょう。

大きな声で話さない!

別に誰が何の話をしようが勝手なこと。しかし、その内容が他人に迷惑のかかる事ならば、話は別。

「ひとの不幸は蜜の味」なんて言葉がありますが、「愚痴も密の味」なんでしょう。確かに楽しいもの。自分を中心に考えれば、悪いのは常に相手だから。

でも、自分で決めた会社の一員として社会人になったのに、あいつ(友人)の会社は**だの、自分の会社は**だの、実名で大きな声で話していれば、耳をダンボにしなくとも”聞こえてくる

**さん(社内の人らしい)がどうだの、**(会社の規則?)がおかしいだの・・・「へぇ~そうなんだぁ」と、聞こえてくる内容だけで、見えてきてしまう。

さらに、クライアントの話まで、聞こえてくる話だけでも社名から内容まで”具体的”だった。某証券会社のインサイダー事件ではないが、これも立派な内側の話題。

私も情報セキュリティの端っこにいる者として、ココだけは許されないと思う。

ヘッドホンをしながら話をすると声がでかくなるのは、入ってくる音が大きいから、それに消されないようにでかくなってしまう。また、話題に集中すると、同じく声がでかくなる。気を使わない限りは。。。

確かに、”今”中心となる話題なのだから、仕方ないかもしれないが、良いこととイケナイことの区別くらいはしないとマズイでしょう。

じゃあ許されるって、電話での対応や仕事がわからない事くらいじゃないでしょうか?

聞く側が積極的になっていなくとも、それだけの収集が出来てしまう。これが積極的な収集だったら、もっと詳しい事まで点が線に繋がり、材料が多ければ、面にまで構成する事は可能です。

今回、新社会人の方々が目に余る言動でしたが、これは全員に当てはまること。一番簡単なことは、ランチでもアフター5でも、お店で5分黙って耳を他人に傾けてみること。結構エグイ話をしているものです。これは気をつけていない人以外は、同じ事をやっているので、聞こえてくる話をしている人も、そこに登場してくる人物も、いつ何時

自分にかわる

か、わからないのです。一度試してください。その脅威がよくよくわかりますよ。

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