ニフティクラウドで基本監視を使ってみる!
こんにちは、ちなつです。
今回は、@niftyのポータルサービス向けコンテンツ管理システムの企画/開発/運用を担当しているライター・浜中の記事をご紹介します。
(*本記事の最後に浜中のプロフィールを掲載しています)
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こんにちは。ニフティのハマナカです。前回は「ロードバランサー」の使い方を説明させていただきましたが、今回もニフティクラウドの機能紹介をさせていただきます。
■はじめに
「ニフティクラウドで使ったことのない機能を使ってみる」ということで、今回は「基本監視」を使ってみようと思います!これからニフティクラウド使ってみようと思っている方の参考になればと思います。
名称からしてかなり地味ですが、、、監視はWebサービス運営上、無くてはならない機能です。監視ツールはオープンソース製品でもいろいろありますが、クラウド側で提供してくれるのは手軽でいいですね。
■このエントリーの前提
このエントリーの前提として、既に、ニフティクラウドの基本操作に関するセットアップは終了しているものとします。
■SNMPの設定
すぐに監視設定を行いたいところですが、、、基本監視はSNMPにて行われるので、対象サーバーに対して、SNMPの利用設定およびアクセス許可設定が必要となります。なのでまずはSNMPの設定を行いましょう。
1. net-snmpのインストール
2. /etc/snmp/snmpd.conf を編集
3. ファイアウォール設定ファイルを編集
4. 監視サーバーからのアクセスを許可します
「-A RH-Firewall-1-INPUT -j REJECT --reject-with icmphost prohibited」 の行上部に以下を追記
5. ping監視をされる場合
(1)下記の設定を入れてください。
(2)下記の行はコメントアウトしてください。
6. snmpd の起動、iptables の再起動
これで完了です!基本監視の設定に移ります。
■基本監視の設定
ではさっそく設定してみましょう。基本監視はコントロールパネルから設定できます。
1. ニフティクラウドのコントロールパネルで「監視」を選択します。
2. 次に、画面中央の「監視ルール作成」ボタンをクリックします。
3. ポップアップの画面が出てくるので、「基本設定」で、監視ルール名、通知先メールアドレスを設定します。
4. 「監視内容設定」で、監視内容を設定します。
監視内容として設定できるのは、PING不可、ステータス(停止)、CPU使用率、メモリ使用率、ディスク使用率です。サービスの要件に合わせて閾値や継続時間などを設定しましょう。ここではPING不可を設定しました。通知条件を細かく設定できるのがいいですね(すべての条件を検知した場合か、いづれかの条件を完治した場合)
6. 監視対象サーバーを設定します
7. 最後に確認をすると...
8. 監視設定が出来上がりました!
10. 設定が完了するとメールが来ます。
10. 試しにサーバーを落としてみると...
サーバーを落としてみると...設定したメールアドレス宛にメールが来ました!
■最後に
非常にシンプルな機能なので、簡単なしきい値監視などには便利に使えそうな印象です。逆に、詳細に監視設計を行いたい場合(メールの本文を障害によって変更したい、障害中は定期的にメールを送信したい、など)は自身で監視ツールを設定したほうがいいかもしれません。
※基本監視のメールのFAQはこちらをご覧ください。
そんな感じで、サーバーの監視設定が面倒だな...という方もぜひ使っていただければと思います!
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プロフィール
ライターネーム:浜中 慶
1980年、神奈川県生まれ。2003年ニフティ入社。
ポータルサイト開発を中心に、音楽配信サービス、
CGMサービスなど様々なプロジェクトに企画/
デザイン/システム担当として参加。
@niftyのポータルサービス向けコンテンツ管理
システムの企画/開発/運用を担当。
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