パリ、ブリュッセル、ケンブリッジ、ケルン、ズール、そしてパリ
今、パリです。2週間を越える欧州ツアーもそろそろ終わりです。
平日の仕事を終えてパリにたどり着いた一行はそろそろ日本食を食べたいということであのショパンが住んでいたとされるビクトリアホテル近くにある日本人が切り盛りするレストランに行きました。
フランスではフレンチ、ベルギーでは海鮮やタルタルステーキ、英国では典型的なパブでフィッシュ&チップスやフレンチ、ドイツではこれでもかとドイツビールやシナプスにじゃがいもと豚肉やソーセージを毎度ありがたく頂いてきたのでやはり出汁の利いたみそ汁や小料理に焼酎は本当に五臓六腑に染み入りました。すごく高かったけど。
この旅(仕事です)で印象深かったのは、どの国どの場所に行っても皆さん親切であったこと。旧東ドイツにエリアのズールでは建物が一部社会主義に頃の面影を残していて適切な言葉が思い浮かびませんが「スクウェア」な感じがしました。パリの街中も気がかりだったゴミはほとんど見当たらず、ストライキで世間を賑わせていたのがずいぶん前のことのような気さえしてきます。
帰途途中に再度立ち寄ったケルンの大聖堂ではちょうどイエスが亡くなった日にあたり、行列を進んで中に入るとミサの真っ最中でした。こうしたことにたまたま出会えるのも旅の魅力ですね。
欧州には住んだこともない人間が欧州を語るのは大変おこがましいですが、現地の人たちとお話をしていてとても印象的だった言葉がありますので一つご紹介をします。
「よく間違えられるが、ヨーロッパという国は存在しない。長いこと民族が領地を争い続けてきた歴史の果てにできたのが今の国々である。ヨーロッパというのはあくまでも世界のほかの人たちが決めた経済的な存在にすぎない。」
ドイツ人とフランス人とイタリア人とベルギー人が集まればよく口論もするし、仲良くなったりもする。とにかく多様性と毎日向き合っているのが欧州の人々なんですと。
日々是勉強です。