雪かきのススメ
*本投稿は、本年1月25日に大雪に見舞われた各地域の中でも特に東京およびその近郊の方々を意識して書いたものです。普段から北方、山間部などでご苦労されている方には予めご了承いただきたいと思います。
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今週の大雪は大変でしたね。公共交通機関や幹線道路の混乱により通勤通学配達受験など各方面でご苦労があったと思います。
さて、皆さんは雪かき(雪かき、道付け、雪投げ、雪下ろしなど各種あるようですがここでは積もった雪をどける一連の行為を便宜上雪かきといたします。)はされましたか?きっと多くの方がスコップやシャベル、専用の道具やちりとりなどを駆使して汗をかきながら行ったことでしょう。本当にお疲れさまでしたー。
え?やってない?
そういう方もいらっしゃるでしょう。忙しかったり、道具がなかったり、疲れてやる気が起きなかったり。。。
ご事情は様々にあろうかと思います。だがしかーし。
もちろん無理のない範囲でですが、身体が動く人は雪かきを率先してされることをお勧めします。その理由を後づけでいろいろ考えてみましたので列挙してまいりたいと思います。
1)絶大なる承認行為
皆さんがご自宅前のみならず、目の前の道路や通路などの導線にまで及んで雪かきをされると、必ずといっていいほどご近所さんから感謝をされます。こんなに感謝をされることって年に何回あるでしょうか。
2)皆が貴方の作った道を行く
皆さんが貴方の作った通路を通っていきます。シム・シティ級の面白さです。ちょっと曲げて道を作ったりすると(やりすぎ禁物)、ほとんどの人がその道の通りに歩んでいきます。自分が神にでもなったかのような気分に浸れます。(本当はただの雪かき職人ですから勘違いはほどほどに)
おもわずニヤリ( ̄▽ ̄)
あ、雪で見えないや。
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3)なかなかの筋トレ
雪の量や使う道具やどのタイミングで行うかにもよりますがなかなかの体力を使います。でも、大雑把に言えばジムで1時間ワークアウトできる人なら、雪かきを1時間やってもだいたい同じことです。筋トレしながら感謝されるなんてめったにない体験ですよ。
4)汗をかいてのどが渇く
筋トレすなわちなかなかの運動量で、真剣にやっているとそれなりの汗をかきます。のどが渇きます。すると、一仕事を終えた時のアレが旨いんですよね。コーラ・ゼロがね。
5)達成感を得られる
雪かきは、目標を決めて行うことで絶大な達成感を得られます。ここからあそこまで道をつなぐ、ここの雪を取り除く、などなんでもいいのですが、その日その時間帯に目標を立てて行うことで得られる達成感はあなたの一日をとても意味あるものにしてくれます。
6)実際、自分のためでもある
ランナーの皆さん、雪が積もっている間は走れないなぁ、と嘆いていませんか。いつも走るコースに雪やアイスバーンがあったのなら、自ら取り除きに行ってみるのもよいと思います。ロングコースは大変すぎますが近所の公園一周くらいならできそうではありませんか?一部分だけでも行うことで早くランニングが再開できそうですよね。ちなみに雪道・アイスバーンはある程度ならミッドフット走法で走り抜けることができるのを発見しました。スピードは出しすぎないように気を付けながらですが。
7)同時に、人のためでもある
すってんころりんしてケガをすることを望んでいる人などまずいません。受験生は特にそうです。自分ではない他人の不慮の事故を防ぐためにも雪かきは有効ですね。
さて、いかがでしたか。
そうかもとご賛同いただけた方にはぜひ今後も雪かきレンジャーとしてご活躍をいただきたいのですが、その前に注意事項がいくつかあります。
1)無理をしないこと。極寒、吹雪、夜中、一人など、条件の悪い中で無理に行わないでください。事故やけがをしないように行うというのが大前提です。
2)道具は大事。雪は重いです。そして、積もって時間がたつと固くなります。なので、なるべく専用の道具を使ってください。積もりたての柔らかい雪ならハンドラッセルという雪を丸ごと押すタイプで楽に作業ができます。道をつくというよりも取り除くのが中心ならばスコップタイプの方が作業がしやすいです。で、数日たってかちんこちんに固まってしまったものはプラスチックの道具だと歯が立たないので、少し重くなりますが土作業用の平スコップなどが有効です。ただし、スコップはどれも使い方を誤ると腰などケガをすることがありますので使用方法はぜひ専門家のアドバイスを得るようにしてください。あと、素手では無理です。
3)なるべく一人で行わないこと。東京および近郊ではあまりありませんが、まれに一人で作業をしていて雪に埋まってしまうことがあります。誰かが近くにいれば助けも呼べますが、一人だとなかなかそういうわけにはいきません。繰り返しますが、雪は重いです。雪に埋まってしまうと脱出するのは力持ちの大人でも難しいことがあります。くれぐれも一人で作業は行わないことをお勧めします。
それと、まったくの余談ですが、雪の時はスタッドレスタイヤにチェーンを装着するのが最強のようです。(JAFより)