9月26日 80年代海外向け「MANGA」発信の挫折
»
椎名ゆかりさんが紹介しているこのマンガ集、昔日本で買った。英語圏向けの豪華ラインナップの作品集なのはわかるが、何の説明もないので、椎名さん同様長い間謎であった。この記事で初めて背景がわかった。でも正直福山作品がもったいないなあと思ったくらいで(欧州での講演で引用した記憶がある)、不親切な本だし、日本マンガのオリエンタリズム的な売り方をしようとしていて、ダメな印象のほうが強かった。もっと昔、スパイダーズが越天楽的な音を入れて(多分)米国に売ろうとした残念さを思い出してしまった。欧米へはオリエンタリズム、アジアには欧米人のような顔をしたがる日本人=自分の恥ずかしさが重なってみえたのだと思う。それも今は歴史だ。
SpecialPR