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夏目房之介の「で?」

兵馬俑

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台北の国立歴史博物館で「兵馬俑展」。

馬だの鶴だの、動物はむちゃくちゃ自然主義リアリズムなのに、
人間はそれほどでもない。顔はたしかに千差万別で、リアルだが、
体つきはやけに扁平で、手の長さとか、関節の位置は相当いい加減。
何か、全体にベーヤンっぽい人々が、のっと立ってたりする。

で、ふと気づいたことが。

ある程度、位階の上そうな軍人(軍吏と書いてあった)を横からみると、
Photo お腹が馬貴派八卦掌腹なのだった!(笑
下級だと、けっこう扁平で頼りなかったりするのは、
そういうとこはリアリズムってことかしら。

中国のおばさんが撮ってたので、
だいじょぶかな、と思って撮ったら
怒られた。

追伸

Photo_2 歴史博物館の

展示の題字。

何か、けっこうイイです。

さすが、つーか何つーか。

ちょっとその場で筆ペンで臨書してみましたが、

当たり前だけど難しい。

Photo_3 歴博で気に入ってスケッチした

東漢の「雑技俑」。

何か、漫才みたい。

なかなかにいい味出してます。

Photo_4 ミュージアムショップで

気に入って買った器。

左は、その入れ物の布。

もう少し何とかしたのを買いたかったが、

この大きさだとこれしかなくて、一緒売りだったので。

Photo_5 ついでに

台湾懐かし館で思わず買った

「情人糖」(西瓜娘[ほんとは女偏に捜の作り]と瓜梨哥のアベックになってる)、干し無花果、そしてチューブ・チョコレート! ちなみに干しマンゴーも買ったが、あまりの凄い味にホテルで捨ててしまった。

Photo_6 そして、

帰国の日。

台北の空港で食ったもの。

左・枸杞骨髄湯(豚骨髄入りクコスープ)、

右・?(火偏に空)肉飯(豚バラ肉醤油煮込み丼)。

Photo_7 おまけ。

歴博のカフェで描いたスケッチ。

追伸2

ガイドに聞いて納得した話。

じつは故宮よりも歴博のほうが唐三彩はいいものがある。
なぜかというと、唐三彩はもともと副葬品であり、中国歴代皇帝は興味がなかった。だって、墓に入れるもんだからね。気持ち悪いよね。評価が高くなったのは清が終わってから。

なるほど! だから考古学系の歴博にいいものが所蔵されてるのね。
たしかに、ほかの、たとえば宋元の陶磁器とかに関してはべらぼーなものがふごろごろあるのに唐三彩はそうでもなく、歴博のほうがインパクトがあったのだ。そういうわけなのね。
目からうろこでした。

台湾旅行は終わった。

でも、ひんしゅく買うのを覚悟でいうと、心理状態はさらに悪化。
それはこの時間(朝6時)に書き込んでることでもわかる。
眠剤がきかない。いつもの倍のんでます。

もっと徹底して落ちないとダメか。やれやれ。
誰か助けてくれ。

とかいいつつ話は誰にもできない。
できるやつとは、会いたくね。

スイッチ切るか?

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