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夏目房之介の「で?」

馬貴派八卦掌報告30 4年目に突入

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 昨日、龍形の練習中、遠藤老師に肩を抑えられ「そのまま、そのまま! まだ上半身で動こうとしてる! 腰だけで歩く!」といわれたんですが・・・・正直、全然自覚ありません!(泣)
 自分としては、けっこう気をつけてたんですな。日々の練習でも、できるだけ前進するときに上半身が前にかぶったり、上半身の力で引っ張らないように・・・・。で、けっこう自分の感じの限りでは上半身使ってないんですよ。でも、やっぱりそうなんですなぁ・・・・とほほ。まぁ、そうなんだろうとは思いますけどねー。むずかしい。
 最近、

一時間の走圏がすんで後半、まず後輩の方たちに教えなさいといわれるわけね。ンなこといったって、まだ3年ですからねー。何をどう教えていいものやら。とまどうばかりで。でも、しょうがないので、遠藤老師の真似をしつつ、とにかく皆さんの動きを見て、何がどう違うかを考え、どう指示すればいいのか、どう練習すればいいのか考える・・・・。もう、試行錯誤とはこのことですな。教えられる方こそ、いい迷惑で。でも、まぁ遠藤老師があとでやってくれると思うから、まだいいですが。
 遠藤老師のいうには、すでに自分は初期の頃、自分の体の感覚がどうで、何をどう直してやってきたかを体が忘れているので、微細な部分で教えられなくなっている。だから、僕らのほうがそういう部分を教えられるんだ、というんですね。しかし、その感覚をどう言葉にして、どう教えていいか、は遠藤老師の抜群の才覚で生み出されたもので、なかなかうまくいかないわけですね。
 もうひとつは、教えることで自分の問題を気づいてもらうということらしい。うん、それは多分そうなるんだろうと思いますが・・・・申し訳ないような・・・・。
 また、練習自体も3年過ぎた人たちは、お互いに同じ円上を走圏で回りつつ、合わせて掌法をやるという風に。単換掌。双換掌、順勢掌、三穿掌を左右やって、繰り返す。そうすると、一人で練習している分にはまだ何とかなっていたのが、人と回るだけでアッという間に「気」が上に上がり、グラついてしまう。安定を失う。それと、走圏の延長上で、円の上での掌法であることをキチンと認識しないと円がズレて迷惑をかける。より正確にやらざるをえないわけですね。
 こうして練習は、たしかに3年過ぎた段階になってる。たしかにちょっと前に比べれば、はるかに上にある緊張を緩め、下に落とし、その状態で走圏し、掌法も多少それでできるようにはなってますが、もちろんまぁだまだなわけで、3年やってようやく初歩の意味がわかりますなぁ。いやはや。
 八卦掌についての記述も、次第に言葉が追いつかなくなる。

 あ、そういえば3年目の状態ナマ写真をまだ撮ってない。自分で撮るのはちょとしんどいなぁ。

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