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夏目房之介の「で?」

浮気な読書

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 何か、いろんな本買い込みすぎて、あっちこっち拾い読みしてしまうのでありました。
 もうとっくに読んでなきゃいけない本も遅々として進んでなかったり、まだ開いてすらいないってのに・・・・。
 でも、「STUDIO VOICE」の「現在進行形 コミック・ガイド」特集の「よしながふみインタビュー(伊藤剛取材)」には、ちょっと凄い言葉があったなー。

〈もともと、私は自分の思想なりを伝える手段としてしまうには、あまりにマンガを愛しているので。〉(17p)

 格好いいなぁ。惚れるなぁ、こういうこといわれると。

 あとね、堀淵清治『萌えるアメリカ』(日経BP)。まだ頭のほうしか読んでないけど、

面白いっす。ヒッピームーブメントの渦中にあった西海岸にいたんですね、堀淵さんて人は。フレデリック・ショットとは、彼が日本の大学生だったときに弟が友人ですでに知り合いだったとか・・・・。へー。

 宮沢章夫『東京大学「80年代地下文化論」講義』(白夜書房)。これも、けっこう面白いのよ。文化についての考え方はちょっと古典的なほど例のアレな感じなんだけども、60年代のアルバイト文化とアングラ芝居の成立についての話なんか、面白かった。菅孝行が書いてるらしいんだけど、そのあたりアルバイトとマンガの関係についてもからめて読んで、色々考えた。そのうちどっかで書こうかな、とか。

 ヨコタ村上孝之『マンガは欲望する』(筑摩書房)・・・・・・・・。ま、それなりに面白いとこもあるんですが。ようやく、もうちょっとで読了なんですが・・・・。ま、書く気があったら、また書きます。う~ん(笑)。

 最近、求心的集団組織に属することのムツカシサとかメンドクササを再び感じたり、そぞろ秋の到来を予感するようなウラ悲しさ、寂しさなんかも、ひしひしと感じつつ、例によって夏が終わるとまたウツ期だなぁと思ってたりする今日この頃であります。

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