痛みを伴うDX/デジタル変革〜その仕事、全部やめてみよう
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クレディセゾンの小野和俊さんから、新著を献本いただいた。
「その仕事、全部やめてみよう」とは、なんとも刺激的なタイトルである。
1ページ目から始まる導入部、そして「はじめに」を読んだところで、共感できることが満載である。そして、目次を見た途端に「読みたい!」と思ったのは『職場は「猛獣園」である』という第5章(最終章)である。
その章に限らず、一貫して従来組織の変革への取り組みが生々しい物語として語られている。そして、その背後にある「変革に伴う痛み」も行間に読み取れる。
DX/デジタル変革に取り組みつつある企業は多い。しかし、変革にはどうしても痛みを伴う。そして、今起きてきるDX/デジタル変革は、GAFAMのようなデジタルネイティブ企業に追いつこうというようなものだと僕は考えている。それを日本の伝統的大企業に適用しようとすると、必然的に「大きな痛み」を伴うはず。
本書で描かれている「生々しい物語」は、この「大きな痛み」を上手に緩和しつつ(痛みをゼロというわけにはいかない)、デジタル変革を実践されている小野さんのしたたかな戦術、そして苦労の集大成ではないかと思う。
変革を叫ぶ経営層に是非読んで欲しい本だと思う。 僕も早速、某副社長に夏休みの課題図書として勧めたところ、夏休みに入る前に早速読んでいただけて、本書によって僕らが推進している活動の理解を深めていただけた。
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