たった400円でPCの音をDVD音質にできた。リサイクルショップの宝探しの結果。
リサイクルガーデンという家具を中心とした大規模なリサイクルショップが近所にあって、今年新設したアジャイル開発第1センター、第2センターの家具や備品の調達でお世話になっている。結構いいものが安く手に入るので、通りかかる度に何気なく立ち寄ってしまう。
昨日も何気なく店に入ってしまい店内を一周していると、リサイクルショップにしては見慣れないものが・・・
名刺よりも小さいサイズで、かつケースではなく透明なアクリル板2枚に挟まれた基盤がむき出し。端子は3つのみ。RCA2つとミニUSB。電源端子もなければスイッチもひとつもない。 説明書もないしケース代わりのアクリル板にも何も書いていない。
値段は400円。 えっ?400円?? でも、こんな正体不明なもの、誰も買わないでしょう? たとえ400円でも・・・・
でも、これはきっと誰かが自作した USB-DAC に違いないと思った。 USB-DAC というのは、PCからUSBで接続することによって一般的なPCに内蔵されている音を再生するサウンドボードよりも高音質な音を出せる箱で、PCオーディオの必需品(?)だ。
だとすると、きっと IC の型番を見れば何かわかるはず、と透明な基盤越しに、老眼が進みつつある僕は肉眼では見えないので、スマホで写真を撮って拡大してみると。
おお。PCM2704 という文字が読めた。 スマホでググってみるとやはりDAコンバータだ。多くの市販のUSB-DACに使われているようだ。
まあ、400円だから動かなくてもいいか。アクリル板も基盤のはんだ付けも綺麗でアジャイル開発センターの飾りになるんじゃないかと思って購入。
手持ちのケーブルでPCに繋いでみると、やった! 青いLEDが点灯。
そして、自動的にMicrosoftの標準ドライバのインストールが走りだした。
インストールが終わりプロパティをみてみる。
ハイレゾとはいかないが16bit 48KHzに対応しているようだ。
アンプに繋ぎ聴いてみると・・・
癖のない、いじられていない澄んだ音。かなり良い。
ということで、400円で結構良いPCオーディオのための肝の機械を手に入れることができた。 先週は2000円でデジタルアンプを入手しているので合計2400円だ!2600円以内で良いスピーカーを手に入れられれば、5000円で高音質PCオーディオ設備が完成する!