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電力不足/停電への対応は万全? ~アンゴラ滞在記#12

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日本企業の海外進出IT支援のため滞在中のアフリカ アンゴラ共和国の首都ルアンダでの滞在記 No.12です。

日本での震災に伴う電力不足での輪番停電、直近では韓国で大規模停電事故がありましたが、ここアンゴラでは停電は日常茶飯事。

毎日、少なくとも2~3回は停電します。
今回設営中の日本企業の駐在員事務所 兼 社宅(一戸建て)では、先週は丸一日停電していました。

ちょうどタイ・バンコクやベトナム・ホーチミンよりも、更に電力供給が不安定な感じです。

IT屋としては停電対策ならばUPS(バッテリーによる無停電装置)! となるところですが、あまりにも停電が多く、また停電時間が長いので、UPSのバッテリーだけでは間に合わない。
そこで、ルアンダ市内では、多くの一般の家でも自家発電機を設置しています。

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乗用車を一回り小さくしたくらいの大きさです。

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停電した途端に、住宅街のあちらこちらで自家発電機が一斉に起動し、結構大きな騒音となります。

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ルアンダで不安定なのは、電気だけではありません。 水道の断水も頻繁に発生します。 そこで、大きな水タンクも備えています。 後付ならば庭にこんな感じで設置しています。

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また、最初から水タンクが必要なことがわかっているので、新築の家の設計時に地下に水タンクを設置することも多いようです。

公共インフラがダメならば、自前で揃えてしまう! そんなアンゴラの首都ルアンダは、実は東京やソウルよりも結構災害や有事に強いのかも知れません。

そして、電気が通じていないようなところでも、小型発電機を各自備えているようなので、衛生TVのアンテナがこんなにも並んでいます。


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EXTRA31株式会社 成迫 < narisako@extra31.com >

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