アンゴラ人のファッション感覚 ~アンゴラ滞在記#10
日本企業の海外進出IT支援で滞在しているアフリカ アンゴラ共和国の首都ルアンダでの滞在記 No.10です。
アンゴラ滞在6週間を超え、若干の疲労があるものの順応してしまっている自分に怖さを感じつつ、以前このブログで書いたアンゴラ人の時間感覚にすっかり溶け込みつつあるEXTRA31の成迫です。
こちらに来て驚いたことの1つが、アンゴラの人々が非常に服装を気にしていることです。
アンゴラ人男性は、いつもビシっとしたスーツ姿でいます。
滞在しているホテルの朝食ビュッフェが朝6時半からなのですが、朝一番で食べている人々も、既にスーツにネクタイ姿。
白人や私がポロシャツやTシャツ姿でボサボサ頭であるのと対照的に、黒人の方々は皆、スーツ。 ネクタイもしているのです。朝食なのに。
一部の人だけではなく、9割位の人がスーツ姿。
街でも同様。 ここアンゴラは南半球なので日本とは逆の季節:冬。とは言え、外は摂氏25度になり、シャツ1枚でも汗ばむ気候。
それでも、黒人のビジネスマン達は、スーツの上着を脱がず、またネクタイを緩めようともしない。
以前紹介したバラックの檻のような半屋外のローカルレストランで食べている人も、スーツを脱がず食べている。
いろいろな人に聞いてみると、社会的ステイタスをキープするためには、きちんとした服装でいることが必要なのだとか。
そういえば、自転車に乗っている人をほとんど見かけない首都ルアンダ市内。
4km四方の市内に車が溢れ、1km進むのに30分かかったりするのだから、自転車のほうが余程速いはずなのですが、誰も自転車に乗っていない。 何故かと聞くと、『自転車なんかに乗っていると貧乏に見える』 = カッコ悪い のだからそうです。
また、ビジネスマンだけでなく、路上の物売りの女性達も、原色系の派手な服を着ています。 そして肌の色にとてもマッチしていて、結構カッコよかったりします。
日本でも昔の映画で植木等などを見ていると、エアコンも無い蒸し暑い東京の夏に、スーツにネクタイ、帽子をかぶって颯爽と歩いていましたね。 それと同じような感覚なのかも知れません。
EXTRA31株式会社 代表取締役 成迫 剛志