アンゴラ滞在記 #1
久しぶりのブログです。
前回は骨折で入院2ヶ月半。 あわや歩けなくなるか、という状況でしたが、スーパードクターとスーパー理学療法士のお陰で無事に回復し、そして今、何故かアンゴラに来ています。
弊社EXTRA31株式会社では、ITを活用した事業開発、経営改革と海外進出支援のサービスを行っています。
海外進出支援に関してはアジア・中国での経験が豊富なのですが、今回ご縁があって遙か遠くアフリカのアンゴラへの事務所開設のお手伝いをさせていただくことになりました。
アンゴラは長く続いた内戦の影響により、私がこれまで訪問したアジア、中国、中南米のどの国よりも遅れているというのが第一印象ですが、アンゴラの人々は明るく人懐っこく元気であり、また豊富な石油資源とダイアモンドがあり掘れば海外に売れる!という、これから急速に発展しアフリカのドバイとなる可能性を秘めたアンゴラ。日本人に馴染みのないこの国について、滞在記としてブログに書き残しておこうと思います。
<Wikipediaより> アンゴラ共和国(アンゴラきょうわこく)、通称アンゴラは、アフリカ南西部に位置する共和制国家。東にザンビア、南にナミビア、北にコンゴ民主共和国と国境を接し、西は大西洋に面している。コンゴ民主共和国を挟んで飛地のカビンダが存在し、カビンダは北にコンゴ共和国と国境を接する。首都はルアンダ。 旧ポルトガル植民地であり、1961年から独立戦争を戦い、1975年に独立を達成した。独立後も1975年から2002年まで内戦が続いたが、内戦終結後は石油やダイヤモンドなどの豊富な資源を背景に急激な経済発展を続けている。しかし、1000万を越える敷設地雷や首都ルアンダの物価が世界一高い[2]など課題も多い。ポルトガル語諸国共同体、ポルトガル語公用語アフリカ諸国の加盟国であり、アフリカ最大のポルトガル語人口を擁する国である。
そう、ここはポルトガル語が公用語。アフリカは全てフランス語圏と思い込んでいたが、ポルトガル語を公用語とするアフリカの国は5ヶ国もあるそうです。アンゴラ、カーボベルデ、ギニア・ビサウ、モザンビーク、サントメ・プリンシペ。 (サントメ・プリンシペという国は聞いたこともなかった!)
フランス語にしてもポルトガル語にしても全く判らないので、小生にとってはどちらでもいいのですが、ポルトガル語圏のほうがラテン系気質で気楽に交流できるかなと思ったりもします。
アンゴラ滞在の日本人は未だ少なく50名以下とのこと。海外からの旅行者も少ない。(そもそもツーリストビザを取るのが難しいらしい。)
今回、アンゴラのビザ取得に関しては依頼元の会社で行っていただいたので詳細は判りませんが、アンゴラ現地からのインビテーションレターによって正味一週間程度でビザが発給されました。
Type of Visa: Ordinario (Business Visaのことだと思います) Number of Entries: M (Multiple) Duration of Stay: 30 days Valid from 26/07/2011 to 26/01/2012
一回の滞在期間30日以内、2012年1月まで何回でも入国できるマルチビザです。30日以上滞在する時には、一旦南アメリカのヨハネスブルグ等に出国し、アンゴラに再入国すればOKです。
(中国にVSIA無しで入る時に、一旦香港に出て、また直ぐ戻るのと同様ですね。)
日本からアンゴラへのフライトは直行便がありません。ヨーロッパ経由の北回りか、ドバイ経由か、香港、シンガポール等経由で南アフリカ・ヨハネスブルグを経由する南回りルートがあります。フライトが毎日あるのは南回りルートでしたので、私は香港とヨハネスブルグを経由するルートとしました。
羽田-香港 (キャセイ) 所要時間4時間40分
香港-ヨハネスブルグ (キャセイ) 所要時間13時間15分
ヨハンセスブルグ-ルアンダ (南ア航空) 所要時間3時間40分
香港での3時間40分待ち、ヨハネスブルグで2時間45分待ちとあわせて28時間かかりました。 やはり、遠い!
アンゴラの首都ルアンダの空港の入国審査がまた遅い。万博前の上海空港のように1時間くらいかかりました。それほど長蛇の列ではないのですが、窓口が少ないのと処理が遅い(入念?)なために、予想以上に時間がかかります。
空港からは、予め手配していた車で30分程でルアンダ市内中心部のホテルに到着。渋滞が激しい朝夕の場合は、1時間見ておいたほうがよさそうです。
今回の宿泊先は、ポルトガル系の4つ星ホテルである Skyna Hotel。ルアンダ市内では数少ない外国人にとって耐えられるレベルのホテルだそうです。
世界一物価が高い都市にあり更に競合のホテルが少ないこともあって、1泊の宿泊費は390米ドル(!!!!)です。部屋は適度に広いですが、設備やサービスは日本のビジネスホテル並です。
一番閉口したのは、ゴキブリの多さ。今これを書いている部屋の机から見回しただけでも、数匹のゴキブリが確認できます。キリがないので、ルームメイトとして共存しています。(苦笑)
続く