【GoogleAdWords】 5,000円でどれくらい効果があるのか(その2、キャンペーンの作成編)
3月24日に公開した【GoogleAdWords】 5,000円でどれくらい効果があるのか(登録編)の続きです。
◆このエントリについて
前回の記事で、GoogleAdWordsのキャンペーンに参加し、
5,000円分の広告費を手に入れることができました。
今回はその5,000円を使って実際に広告を登録してみたいと思います。
内容としては、GoogleAdWordsの広告出稿インターフェースについての簡単なまとめです。
GoogleAdWordsがどんなものか気にはなるけどヘルプを読むのもめんどくさい。
登録なんて論外っす、という方には楽しんでいただけるかもしれません。
一方、本業の営業・マーケターの方や普段SEMを業務とされている方には全然物足りない内容だと思います。
◆GoogleAdWordsのキャンペーン構成
GoogleAdWordsの広告作成画面は以下のタブで構成されています。
- 広告グループ
1つ以上の広告から構成される「広告グループ」を管理します。
広告の種類(テキストや写真などの組み合わせ)や出稿媒体などを組み合わせる際に使うのでしょう。このエントリではあまり活躍しません。 - 設定
広告に関する予算、ネッ トワーク、単価設定、ターゲット言語や地域、終 了日などの設定を行います。このエントリは専らこのタブの説明になります。 - 広告
広告そのものを管理します。広告にはテキスト広告、イメージ広告、モバイル向け広告の他、音楽や動画を使ったディスプレイ広告も作成できるようです。 - キーワード
GoogleAdWordsは検索連動型広告ですので、検索キーワードと連動して表示されます。このタブでは、検索結果やサイトの表示内容と広告を関連付けるキーワードの指定を行います。 - ネットワーク
Googleネットワークと呼ばれる、Googleといくつかの広告媒体運営企業、GoogleAdsense利用者で構成された広告媒体に関する指定を行います。このエントリでは細かい指定は行いません。
参考:ディスプレイ広告の説明動画
今回のエントリ執筆にあたって、上記タブのうち最低限必要な
「広告」「設定」「キーワード」の設定を行いました。
◆「設定」タブでの設定
広告キャンペーンに関する細々とした設定を行います。
正直よ
くわからない、今回の広告とはあまり関係のない項目も多かったのですが
ブログに書くということでヘルプを調べながら設定しました。
以下に各項目の概要と今回の設定内容をまとめた表を掲載いたします。
おかげさまで色々と勉強になりました。
ITMediaブログ執筆画面のWYSIWYGエディタがTableタグにきちんと対応してくれると
こうい
う表ももっとしっかり作る気になるん・・・いや、すみません怠慢ですただの。
予算は1日当たり1000円にしました。
全部で6,000円しかないので最大6日のキャンペーンになります。
設定にあたって「GoogleAdWords コツ」で検索したら
”1日当たりの
広告費を数千万円に・・・”なんて出てきたんですが
まあ予算を使い切るのが大事、ということだと思います。ど
うせ最大6,000円だし。
「ネットワークとデバイス」は結構悩みました。
デバイスは表中の備考にある通り比較的一般的な知識で設定できるのですが
「ネット
ワーク」は「Googleネットワーク」とは何かがわかっていないと判断できません。
具体的には以下のようなサイトがGoogleネットワークに含まれるようです。
(項目名クリックで詳細ページへ遷移)
- Google
の検索パートナー
Googleと提携するWEBサイトやメールプログラム、ブログなど。
例えばGooやLivedoor などのポータルサイトや、フェンリルやLunascapeのようなブラウザ提供者など。モバイルではDocomo、au、Mixi、Greeなど。 - Google
のコンテンツパートナー
国内ではAsahi.comやニコニコ動画、楽天など。
国内インターネットユーザーの86%に リーチできるとのこと。
へー、楽天なんかもそうなんですね。
一番悩んだのは「単価設定」の部分です。
基本的にはGoogleが最適化してく
れるらしいのですが、
単価はもとより広告の表示媒体まで細かく設定できるようでした。
また、ある程度データが溜まってからでないと利用できないようなのですが
コンバージョン
(CPA)単価の自動調整機能がある点はすごいナァと思いました。
確かにCVRがある程度見えてくれば単価の調整自体は難しくないような気がしますけど、
それでもものすごく低い確率を扱うわけですから、も
のすごい数の媒体と
(セグメントではなく)個々のユーザーとを相当高い精度でマッチングしないといけない(儲からない)。
私みたいな素人
がちょっと考えただけでも「エヘヘ・・・、ごめんちゃい」って世界ですね。
◆「広告」タブでの設定
広告が表示されるタイミングと場所、広告のターゲット設定を行います。
前述の通り色々な広告が作れるのですが、初心者なので身の程をわきまえ、
無難なテキスト広告にしました。
こんな感じです。
本当はもっと魂のこもった長ったらしいキャッチコピーを付けたかったんですが、
文字数制限の関係でこのようなやる気のないコメントになりました。
1行につき17文字、小癪な文字数制限です。
入力するのはこれだけです。簡単ですね。
※表示している広告は3月28日時点のものです。後々変更される場合があります。
◆「キーワード」タブの設定
そろそろ眠くなってきた(深夜2:30)のでここの説明は早めに切り上げたいと思います。
このタブでは「さっきの広告を、どのキーワードと関連させて表示するのか」を指定します。
キーワードはいくらでも指定でき、「設定」タブでの設定内容に従って入札されます。
今回はCPCで単価を指定しており、上限はデフォルトの283円です。
キーワードを入力すると想定されるクリック単価を教えてくれます。
例えば・・・
「ダイエット」の平均クリック単価は86.7円~250円。
「ソーシャル」の平均クリック単価は67.93円~166.67円。
「クラウド」の平均クリック単価は17.26円~52.15円。
ですって。おもしろいですね。
今回は平均クリック単価43.06円~282.00円のムフフなキーワードで登録しました。
あれ、結構高い?
◆終わりに
GoogleAdWords以外の広告はFacebookAdくらいしか触ったことがないのですが、
すごく機能が豊富な印象を受けました(まだ一部しか触れてないのですが)。
インターフェースも使いやすく工夫されていていると思います。
利用2日目、ど素人の感想を以下にまとめておきます。
- CPA単価の自動入札ができるってすごいな!
- わからない項目には見やすい部分にヘルプがついていて助かる!
- それでもAdWords固有の名詞は理解するまで時間がかかる!
- 単価設定はよくわからなくても基本的に「Googleが最適化」してくれるらしいのでなんだか安心!(な気がするだけかも)
- 予算5,000円でも少しなら広告が出せるなんてすごい時代だ!
効果があればもっとすごい!
また数日経ってグラフが動いたらレポートさせていただこうと思います。