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「使いやすく」「ハマる」技術とは! それは・・・

『スマートIT』術的、テレビゲームを参考にICT教育における段階的学習技法を考えてみる

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前回は、ICT教育への『スマートIT』術としてICT教育には「使いやすさ」と「勉強を続けたくなる仕掛け」が必要であると示した。

これから急速に、iPadやニンテンドーDSのような携帯端末を活用したICT教育が一般的になってくるだろう。

そこで今回は、教育における段階的な難易度設定に関して大変参考になる、テレビゲームにおける実例を上げてみることにする。
このテレビゲームの技法が今後の教育システムの救世主になると感じている。

テレビゲームの多くの設計思想といえば、
『どんなジャンルでもどんなに複雑なことをするにしてもストレスを感じることなく理解させる。そして段階的に自然と身につけさせる。』
ということになるだろうか。
これは、テレビゲームをプレイする対象者の年齢層が広いことと、初心者から熟練者まで楽しませることを前提に設計しているからであろう。

この設計思想は、公立小中学校の教育思想に置き換えることもできそうだ。
そう、テレビゲームを何時間もプレイして最後までクリアすることの技法は教育にも通じるのではないかと思う。

ゲームが得意な熟練者は「難しいレベル」で最後までプレイできる。そして、ゲームが得意でない初心者でも「やさしいレベル」で最後までプレイできるように作られている。
ここでゲームの特徴性をいうと、ゲームが得意でない人はプレイしていくことにより段階的に難しいことができるようになるよう設計されている。
例えば、「スーパーマリオブラザーズ」ステージ1-1はゲームするにあたり基本的な操作が詰まっていて、その先に進んで行くためのチュートリアルにもなっている。そう、ゲームしながら自然とチュートリアルをしているのだ。どこにもチュートリアルとは書いていない。そこが誰でも簡単に入り易くしている憎い演出である。
そして、徐々に難しくなるよう設計されていて、プレイヤーは出来なかったことが出来るようになり、自然と難易度の高い先のステージへ挑戦したくなる。
この設計が段階的に難しいことを取得するためのノウハウである。

また、アクションゲームでは各ステージの最後に比較的強いボスキャラがいる。最初そのボスキャラは倒せないが、何度か挑戦することにより倒せるようになる。最初出来なかったことが出来るようになる達成感が、プレイヤーを夢中にさせてしまう。
これこそが学習における“成長する達成感”に通じるものと感じている。

次に、テレビゲームが不得意な初心者でもゲームがクリアできるような難易度設定にしているケースもある。ただ、なんとかクリアした初心者とテレビゲームが得意な熟練者では違いが生じるようにしている。それは、得点であったり、クリアまでのタイムであったり。ロールプレイングゲームであればアイテムの質や量であったりする。こういった部分で競い合うことで初心者から熟練者まで熱中できる(ハマる)システムになっている。

ICT教育になることにより、個人個人のレベルに合った学習スタイルで進められる授業になっていくだろう。
そこで取り入れられる技法は、出来る人はより高いレベルで、そうでない人でも自分の力で段階的に最後まで理解し身につける事ができることになると感じている。

関連サイト
ICT教育への『スマートIT』術

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