空っぽの器
»
お客様とお話させていただくことが多くの学びをいただいています。
最近は、お話をうかがうとき、できるだけ「自分」を消していくことをこころがけています。
空っぽの器になっていくということです。
どんなことで困っておられるのか?そして、その場でお答えできるものは何か?
心を静かにしながらも、精一杯の対話をするようにしています。
このときに、お客様に「売り込もう」という意識はありません。
「売り込もう」と意識してなくとも、一生懸命になればなるほど、無意識に「売り込もう」とする意欲が強く出てしまうからです。
そうなると、相手はプロテクトした雰囲気になり、良い対話が生まれません。
そういう失敗をしてしまったとき、エレベーターで降り立ったオフィスビル一階フロア。
一緒に行ってもらった営業経験豊富なビジネスパートナーに「永井さん、全然だめ!途中でお客さんがプロテクトした感じになったの分かった?気がついてないでしょ?」
と言われ落ち込みます。
喫茶店での反省会で「お客様は自分の鏡だなあ」と、ふとため息が出てしまいます。
しかし、「これが最後かもしれない」と思いながら、一期一会のお客様との深い対話をこころがけるとき、不思議なことなのですが、次のご縁がめぐってくることが多いのです。
これは本当に不思議なことです。
自分が空っぽの器になること。
経験を重ねても、やはり簡単なようでいて難しいと思います。
SpecialPR