超一流のプロフェッショナル トム・クルーズの流儀
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」
トム・クルーズ主演の人気スパイ・アクション・シリーズ「ミッション:インポッシブル」の第4作目です。
普通、シリーズものと言いますと、何作も続けると少しずつ初めの感動が薄れてくるものですが、これは例外で全シリーズの中でも、一番面白いと思いました。
見物は何と言っても地上828メートル、ドバイにある世界一の超高層ビルに身ひとつで挑むシーンです。
私は、初めてこの映画を見たとき「いくらなんでもスタントマンを使っているのだろう」「ほとんどCGを使い、安全なところで撮影しているのだろう」と思っていました。
しかし、下記のメイキング映像を見たとき、現場でトム・クルーズがすべての演技を行っていたのを知り、度肝を抜かれました。
高所恐怖症の私は、何度観ても手にびっしょり汗をかいてしまいます。
この撮影風景を知って映画を観るのと観ないのとでは、大きな違いがあります。
50歳のトム・クルーズ。
身体を鍛え、低い場所で同じような環境を作り何度も練習していたとか。
そのため、本番では超高度の環境でも動じず、ルーティンの状態で撮影に臨めたそうです。
ミッション:インポッシブル2でも、危険なクライミングをスタントなしでやりとげたトム。
危険なスタントを生身でやり遂げられるのは、ジャッキー・チェンとトム・クルーズくらいのものでしょうか。
超一流のプロフェッショナルの姿を観る思いです。
ストーリーも最高に面白く、「だるまさんが転んだ」的なテクニックを使うシーンはドキドキしながらつい笑ってしまいます。
3作目までと違い、この4作目はシリアスな中にも笑いを誘うようなシーンもちりばめており、余裕をかましている感じがとても気にいっています。
超おすすめです。