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ライフワークとしての音楽を考えていきます

チームですることが怖くなり、そしてチームに救われる

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「自由は、責任から生まれる」

田園都市線沿線にある大学駒沢大学の広告が目につきました。

とても良い広告だと思いましたので下記に引用して紹介いたします。

     ・・・・・(以下引用)・・・・・

「『こんな思いは二度としたくない』それは悔しさというより後悔でした。大学2年の秋のことです。空手道部の大会で、ぼくは大将に選ばれました。試合は白熱し二勝二敗で進んだ大将戦。ー自分にチームのすべてがかかっている。その重圧がぼくを押しつぶしました。敗北。それは同時に心から尊敬していた先輩たちの引退を意味しました。この日から、ぼくはチームで何かをすることが怖くなってしまったのです。

四年生の秋で空手道部を引退すると、前から興味があったダンスをはじめました。誰にも、何も縛られずに、ひとりで好きなことをやる。それこそが『自由』だと思っていました。

大学を卒業して、さまざまな出会いがあって、ぼくは、いま、WORLDORDERというダンスユニットで活動しています。作品づくりも、ライブも、すべてチームワークです。常に自分のベストが求められます。でもいまではそれが、最高に心地いいのです。責任を果たすことで、またひとつ、自分の可能性が、あの試合の経験が、時を経て、ぼくに、本当の自由を教えてくれたのでした。」

     ・・・・・(以上引用)・・・・・

学校の広告ですが、ダンスユニットで活動するある男性の経験談が書かれているだけのシンプルなものです。

この中で、「チームで何かをすることが怖くなった」とあったのが印象に残りました。

スポーツの団体戦は、もちろんチーム力も大切ですが、個人が勝たなくては全体の勝利もありません。個人戦と比較すると、責任と一言では言い切れないまた別の重圧がかかってくるように感じます。

しかし、ダンスのような全体で一つの総合芸術をつくりあげるものは、一人一人の戦いではなく、協調性が求められます。

これは、合唱にも似たところがあるように感じています。
私が「チームビルディング」に合唱の要素を取り入れる理由もそこにあるのです。

この広告の男性は、チームの怖さを知り、その後チームに救われた。

チームで心を一つにして何かを作り上げる心地よさを感じる良い広告でした。

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