営業の「ガヤガヤ声」は損をする 価格勝負ではなく価値を上げたいときにはどうすればいいのか
とても大きな声でしっかり話しているのに、なぜか「ガヤガヤ」している方がいます。
こういう声で営業のお電話などいただくことがあります。 ほどほどに滑舌もよく、明るくハキハキ話していて、アグレッシブ。でも、声に落ち着きがなく、聞いているこちらまで心がざわついてしまいます。電話を切った後、あまり良い印象が残らないのです。
こういうガヤガヤ声。
にぎやかで元気が良い人だなという印象はありますが、信頼性からいうと、どうでしょうか。
価値あるものを勧めてくださるときに、ガヤガヤ声より、低くて落ち着いた声のほうが、信頼感があります。例えば、良いレストランのソムリエの声を思い浮かべてみてください。特別な日に行ったレストランで、ガヤガヤ声でワインや料理をすすすめられたら、庶民的な感じはしますが、特別な価値を感じ難いですね。
もちろん、どのような内容の営業をするかで声の質を使い分けるのは良いと思います。家電量販店や、スーパーの安売り大サービスのときは、ガヤガヤ声のほうがマッチするかもしれませんね。
では、価格勝負ではなく、価値を上げたいときの声はどうしたらいいのでしょうか。 低くて落ち着きある声でしっかり話すのが正解です。
声が大きくガヤガヤするのは、体力はあるのですが、横隔膜が使えていません。 喉だけでしゃべっています。
例えば、トレーニング不足の応援団員が、必死に喉を上げて叫んでいるシーンを見ることがあります。こういう声は近くではうるさいのですが、競技場で遠くまで聞こえません。これと同じ状態になっています。
営業で価値を伝えたいとき、もちろん、プレゼンなどでも、ぜひ横隔膜を使えるようになってください。
横隔膜を使えれば、ムリして大きな声を出そうと思う必要ありません。声が自然に響き、落ち着いた声で相手心に届きます。
情熱はあっても、心に落ち着きと静けさを持つことが、その人自身の価値を高めることになるのだと思っています。
簡単に横隔膜を鍛えたい方は下記記事を参照ください。
短時間でどこでも出来て声が良くなる・音がしない・痩せる・気分が良くなる・心拍数が安定する こんな良い事づくしの「横隔膜ブレス・トレーニング」なぜやらないの?