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小泉純一郎さんの横隔膜は今

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小泉純一郎元首相が10月16日、千葉県木更津市内で講演をなさったというニュースをみました。

下記リンク参照
小泉純一郎元首相「原発ゼロで十分に経済成長できる」と強調→リンク


相変わらずの「言葉の単純化能力」は健在で、小泉さんはこれで国民に伝わりやすい政治をしていたのだということ、だから人気があったのだ、ということが改めて良く分かります。
これは政治家として、一つの大きな才能であったと思います。

直感的に時代の流れと空気を読んで発するシンプルな言葉。
無駄なものを削ぎ落した言葉を、いったん腹を据えて言われると、大変な説得力を生みます。

それでは、どんな人でも、言葉をシンプルにして言えば良いのでしょうか。
これを安易にまねすると危険です。大やけどします。

言葉がシンプルすぎると、あまりものを考えていないように感じられるからです。

なぜ小泉さんが言うと良かったのか。
それは、発声に大きな特徴があります。

小泉さんは横隔膜が強い。
横隔膜をしっかりと使い、息を流して言葉を発し、横隔膜を使って言葉をナタで切るように言い切っているから説得力があるのです。

息がまるで火をふくような流れで話されることから、私はこれを「ファイヤーボイス」とよんでいます。

ただ、久々に拝見した16日の講演の声を聞くと、全盛期と比較するとですが、少し横隔膜が衰えていらっしゃったように感じました。そうすると、小泉さん独特の「神通力」はほんの少しではありますが影を潜めます。

やはり、現役を退くと、ぎりぎりの場面でのスピーチが減りますし、横隔膜を使わなくなるのでしょう。

横隔膜は、インナーマッスルです。
深層筋肉なのです。
筋肉ですから、やはりトレーニングするか、使い続けていないと、弱くなってしまうものなのです。

知人で、もともと話すことを仕事にしていた方は、今は話す仕事をしていないので、どうしても声が衰えると言っていました。それでも、たまに一回でもボイストレーニングをすると違うそうです。

私も、忙しくてボイトレの時間がとれないときは、駅で電車を待っているときや、移動のときを狙って、「横隔膜ブレス」という横隔膜のトレーニングをしていますよ。音がでない「サイレント・ボイストレーニング」なので、誰も気がつきません。

横隔膜ブレスのトレーニングは、誰でも、いつでも行うことができるトレーニングです。

★★横隔膜ブレス★★

1、肋骨のすぐ下あたりに手を当てる

2、顎を下げて口を開け、思い切り息を吸う

ポイント:肩が上がらないように。お腹が風船のように張る感じを手で確認すること。

3、口を閉じ、唇のわずかな隙間から、頬と鼻の下がパンパンにふくらましながら5秒息をはく。

☆ポイント:頬と鼻の下がリスがエサを口に入れているようにパンパンにふくらませる。ここが遠慮がちになっては効果がありません。口の前にティッシューをかざすと地面と平行になびくくらいの呼気です。お腹はできるだけ張った状態を維持します。

4、再び口を開けて2から繰り返す。

*しっかり出来ていれば5回繰り返すと結構キツイですので頑張ってください。

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