女性の能力認めたくない男達へ 男装でアフリカ探検オペラに
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世界には探求の世界に挑んだ女性たちがいます。
ナショナルジオグラフィック9月号に、女性の挑戦者イザベル・エーベルハルトのことが書かれていました。
イザベル・エーベルハルトは、スイスに生まれ、男装で北アルジェリアを旅しました。定住しましたが、洪水で溺死します。その生涯は、書き残された記事や旅行記から、1991年に映画化され、オペラ「大騒動の歌」にも描かれています。
2012年にオペラ化された「大騒動の歌」は、下記で聴くことができます。
マッツォーリ:歌劇「大騒動の歌」→リンク
こんなオペラがあったのですね。初めて知りました。
男装といえば、ショパンとの関係で有名なジョルジュ・サンドも、男装で社交界に出入りをし、話題になりました。 サンドは、女性権利拡張運動を主導していたことから、女性の活躍のために大きな貢献をしてくださった方です。
ナショナルジオグラフィックには、
「探求の世界に挑んだ女性たちは、ときには男装を余儀なくされ、激しい抵抗に遭うこともあった。たとえ成功しても無視されたり、『並外れた女(スーパーウーマン)』と特別視されたりするのは『女性の能力を認めたくないから』と、エジプトのフェミニスト、フーダ・シャラウィは書いた。」
とあります。
もちろん、男性と女性での得意・不得意はあると思います。そこを受け入れた上で私の周囲では「女性だから」「男性だから」と差別する方はいらっしゃいませんし、今でこそ女性の活躍が社会でもごく普通に大きく取り上げられる現代ですが、そこまで至るには様々な方々のご苦労があったのだと改めて思います。
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