師の存在
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人生の師
音楽の師
有り難いご縁あって、私には何人かの師がいます。
師は弟子だと認めていないかもしれませんが、私淑できる師の存在とは有り難いものだと思います。
自分がどんなに努力して追いつこうとしても、いつもそのはるか遠くを走り続けている人がいる。
そして、そういう方の前に立つだけで、自分の未熟さを思い知らされる。
普段汗かきでもない私が、師匠の前では汗びっしょりになってしまう。
これはきっと何歳(いくつ)になっても続くのだと思います。
ある音楽の師は「俺は弟子は一切とらん」と仰います。
ある人生の師は「私は師でもなんでもありません。私も皆さんと共に成長させていただく。ご同行だと思っています。」と仰います。
「私が育てた」
「教えてやった」
などと一言も仰らない。
人生の頂の高みを仰ぎ見ることができる。
そんな存在が、人生の苦難や挫折にくじけそうになったときの私を奮い立たせる。
そのことだけでも、生きている甲斐があるというものです。
師の存在感じるときとは、この、命与えていただいた人生に感謝できるときでもあります。
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