オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

落ち込んだ気持ちを一瞬で前向きにする方法

»

物事をネガティブに考え始めてしまうと、ついつい飲み込まれて、足をとられてしまうことがあります。
そして、すべての物事は、低い方へ流れるほうがラクなのです。
ピンチはチャンスとも言われています。
流されそうなときほどチャンスなのです。
 
ネガティブにモヤモヤしている時間があったら、もっと他にやるべきことがあるはずなのですが、なかなか前向きになれない。ネガティブに執着してしまう。
もちろん、反省すべきところは反省しなくてはなりません。反省したら、なるべくそういう場所からは早く脱したほうが良いです。
時間がもったいないからです。
 
一瞬で転換する方法があります。
 
「襟を正す」
 
自分の服の襟を持って一瞬「ピシッ!」と強く引っ張る。
そうすると、瞬間的に前向きなれます。
 
だいたい、落ち込んでしまうときというのは姿勢が良くないことが多いのです。下を向いている。こうなると頭では分かっていてもさらに落ち込んでしまします。
 
「ベルリン天使の詩」という映画で、地下鉄で悩み落ち込んでいる男性が、天使の助けによって一瞬で前向きになるシーンがありました。その男性は、悩んでいるときは深く下を向いていたのですが、前向きになった瞬間「なんとかなるさ・・・!」と背筋をのばしていたのが印象的でした。
 
良い仕事をする人というのは、ネガティブなことにいつまでも固執していませんね。
でも人間だったら落ち込むときもあるはずです。
仕事でネガティブな雰囲気になってしまうこともあるはずです。
そういう方は、お酒を飲んだりするということではなく、なるべく短い時間で一瞬で観の転換をする方法を持っていらっしゃるように思えます。
 
例えば、私の知っている人は、「はい、おしまい!」と口に出して言って「パン!」と一度大きく手を叩いていました。
騎手の武豊さんは、負けたレースのあと「次、行こう!」と声に出して言っていたのを見たことがあります。
 
襟を正すのも、手軽で一瞬でできる方法です。
 
しかし、「襟を正す」という言葉。
最近あまり使われなくなったように感じています。
世の中、変化のスピードが速すぎて、ついつい流されてしまいがちなのですが、自分の中にある芯をしっかりさせて、ふみとどまるときも必要ではないかと思っています。

Comment(0)