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ライフワークとしての音楽を考えていきます

出会いのチャンスを感じる感受性を磨いているか

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ある日、電撃を受けたように「これだ!」と思ってしまう出会いの瞬間ってあるものですね。
私は、自分の直感を常に研ぎ澄ましている人は、その何か説明できないものに導かれるのではないかと信じています。
 
今井信子さんは日本を代表するようなヴィオラ奏者です。
 
その今井さんの記事が日本経済新聞2013年5月7日「心の玉手箱」にありましたので、ご紹介いたします。

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
ある日芝生に寝転がってボストン交響楽団によるR・シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」を聴いていたときのこと。なんとも甘く、豊かな音色が聞こえてきた。驚いて跳び起きた。ヴィオラの音色だった。
本当にヴィオラ?だったら私はヴィオラ弾きにはる!即決だった。この瞬間が今の私を作っている。天命のような出会いだった。
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・

もともとヴァイオリンをなさっていた今井さんですが、ヴィオラに転向したのは、そのような原体験があったからなのですね。

 
もちろん、ヴィオラという楽器は素晴らしいのですが、当時日本ではヴィオラ専門奏者はまだいない時代だったのです。
初めて耳にした、ヴィオラの素晴らしい音色。
これも今井さんがヴァイオリンを究めておられたからこそ、転向しても良いと思えるほどヴィオラの音色を感じることができたのではないかと思います。
 
専門分野を深く追求することで感受性が磨かれる。その感性こそが、天命と新しいチャンスに導かれるきっかけになるのではないかと感じました。
 

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