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ライフワークとしての学びを考えます。

不幸は悲しい顔が好き 幸せは笑顔が好き

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最近、数年前にお世話になっていた方とご縁あってお話する機会がありました。
 
食品を扱う会社の経営をしている彼女は、2011年の東日本大震災において、気仙沼付近にあった工場が津波による被害を受け大きな借金を抱えたそうです。今は落ち着いたけれども、大変な日々で連絡する余裕がなかったと詫びてくださいました。
 
確かに、2010年よりお話ししていませんでしたので、そんなことがあったのかと心が揺らぎました。
主に神奈川でご商売をしているのだとばかり思っていて、気仙沼に工場があったこともしりませんでしたので、ご無沙汰していたことを悔いました。
 
そのとき、お金で苦労したのだそうです。
お金で苦労したということは、「人」で苦労したということ。
 
震災にあったからといっても借金は借金。お世話をした間柄でもお金は別。
 
でも、彼女は
「ピンチはチャンス」
「辛いときこそ本当の人の有難みが分かります。」
「人の心が分かるようになります。」
と言います。
 
確かにその通りで、自分が辛いときほど成長をいただいていたのだということは、過去を振り返ればよく分かります。
 
私も、最近一つのことを整理しました。
やはり、お金で人のことが見えるようになりました。
 
そのことをご相談すると、
「私もずっと気になっていましたよ。それは整理して本当によかったと思います。立派な対応でしたね。安心しました。これから拓けますよ。」
と心からおっしゃっていただけました。
 
やはり言葉の力は強い。
どんなときでも力強い言葉は人に勇気を与える。
 
逆に、マイナスな言葉ばかりを発していると、エゴに負けて本当に低い方へ引きずりこまれてしまう。
 
「不幸は悲しい顔が好き。幸せは笑顔が好き」と言われます。
 
悲観的になるのは、感情にまかせていれば良いので簡単です。
しかし、楽観的になるには意志の力が必要なのです。
 
逆境において、ポジティブな言葉を言い続けることは簡単なことではなく、本当に力量のある人でなくては出来ないことではないでしょうか。
 
良い言葉を発している人は、良い生き方をなさっているように思えます。
 
これからも良い言葉を発して生き続けたい。
彼女と話していてそう思いました。

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