人生はあるときコップの水がチョロリとあふれる瞬間がある
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ある日突然逆上がりができた。
ある日突然跳び箱が飛べた。
ある日突然プールで浮いていた。
ある日突然自転車に乗れていた。
この日の驚きと喜びは今でも新鮮に覚えています。
そして、声もそうでした。
ある日突然「いつもと違う」と感じた日がありました。
それは、ある企業でのプレゼンのときでした。
自分の声がマイク無しでも共鳴して響いているのです。
声が届いているということが分かり、今までなかったことなのですが、不思議に準備していない言葉があふれ出てくるのです。
これが、のってくるということなのかと感じました。
私の場合、これが声によってスイッチが入ったのだと思います。
もちろん、準備なくして、声だけ良くてもだめだと思います。
いくら準備したとしても、良いものができないこともたくさんあります。
ただ、つたない自分でも、声が出るということがどんなに自分を助けてくれたか。自分という観客が自分に鼓舞された。
それだけは確かです。
突然できた。
そう思っても、それは、数多くの失敗を繰り返しています。
「もうやめようか」そう思うことも何度もあります。
しかし、人生には、出来なくても諦めずに水を注ぎ続けていると、あるときコップの水がチョロリとあふれる瞬間がある。
その瞬間をあきらめずに待ち続けたい。
そう思って今日も何かを続けています。
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