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ライフワークとしての学びを考えます。

人生を変えるために 決意を新たにすることほど無意味なことはない

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忙しい人に悩んでいることを相談すると、「そんなことに悩んでいる時間があったらもっとやることあるのではないですか?」とおっしゃいます。
 
小さな悩みにとらわれてしまうと、大事なメールを忘れていたり、計算ミスをしてしまったりすることがあり、一理あると思いました。
 
大前研一さんが「時間とムダの科学」(PRESIDENT BOOKS)で、人生において人間が変わる方法を非常にロジカルにおっしゃっています。

人間が変わる方法は3つしかない。

1番目は時間配分を変える。
 
2番目は住む場所を変える。
 
3番目はつきあう人を変える。
 
この3つの要素でしか人間は変わらない。
 
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

これを今までの自分に当てはめてみると、素直にその通りだと思えました。
 
1番目は、早朝シフトを行い、出来ることが増え、人生が変わりました。(中経出版「残業3時間を朝30分で片づける仕事術」p.80~にも書きました。)
 
2番目は、7年前に都心まで2時間近くかかる場所に住んでいたのを、環境を優先しながらも思い切って1時間の場所に引越しました。賃貸なので多少の不便もありますが、私の仕事柄出来ることが大幅に増えました。
 
3番目は、1番目と2番目を行ったことで結果的に人間関係が広がりました。音楽関係以外の交流が増え、人生観が良い意味で変わりました。
 
 
決意も大事ですし、精神論も無駄ではありません。しかし、具体的に何かを変えることは大いに意味があることを実感として思います。
 
日常では、ついついこのような大事なことを忘れて、目先の小さな悩みに「溺れて」いる自分がいて、「しまった。今の時間は戻らない」と思います。

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