プレゼンやスピーチのときドキドキしていても落ち着いて見えるやっていただきたい4か条
人前に立つと本当にドキドキします。
性格的な問題なのか、いつまでたっても慣れません。
演奏会で何百人の人前に立ったときでも、「ドキドキした」と言うと、「絶対そう見えない」「ものすごく落ち着いているように見える」、とよく言われます。
意外ですが、そう見えるような方法を小さいときから教わってきているからなのだと思います。
一回一回の舞台とリハーサルに先生がついてきて、演奏はもちろん、それ以外の動作や表情、目線の配り方、歩く速さ、服装、髪型、装着するアクセサリーに至るまで、細かく注意をしてくれました。それを型で押したように、その通りやっているだけです。
正しいかどうか分かりませんが、スピーチをするときも、それを応用するような手法をとっています。
さて、本日の記事では、プレゼンやスピーチのときに、「これはやっていただきたい」ということをお伝えいたします。
本当に簡単なことなのですが、私が見る限り、ほとんどの方が出来ておられません。
内容も大事ですが、こういうところに出し惜しみせずに「ほんの少しのエネルギーをさいてください」。
最初に出て来るとき、小さな部屋であったとしても、なるべくゆっくり動作してください。
500人以上規模の会場であれば、ステージもそれなりに大きくなってきますので、こういう場合は、ゆっくりでも「のろのろしすぎずに」。ステージの中心に行くまでに時間がかかるからです。ゆっくりと、しかし、勢いは失わずに。
このとき「おへそから歩く」と意識すると良いでしょう。
そこで大事なのが「笑顔」です。
笑えないかもしれませんが、笑いましょう。
笑えない人は笑う練習をしておきましょう。
練習方法については下記の記事を参照にしてください。
「笑い」はその方のパーソナリティが一番良く出ます。
☆☆参照記事☆☆
「笑顔はすべてを癒す」 知的で説得力のある響きを手に入れるビジネスボイストレーニング『わりばしボイストレーニング編その2』
登壇したら、会場の一番後ろの左端の人と目を合わせて(パンフレットを見て下を向いているかもしれまでんが)から右端の人まで目線を動かして中央に戻します。どんなにドキドキしていても「我慢してやってください」。これはだまされたと思ってやってみてください。相当気迫が伝わります。
また、すべて終わってから、「だめだ。ああ恥ずかしい」と、下を向いてそそくさと逃げるようにして降壇する方がいますが、損です。自分では失敗したと思っても、それはおくびにも出してはいけません。聴衆の中には、意外に「気に入ってくれている人もいるものです。だから、失敗しても「私は成功した」という顔をするように。大体の人ははじめて聞く話であれば「あら。上手くいったのね」と納得しますから安心して。
落ち込むのは、家に帰ってからでも十分間に合います。
終わったら「有り難うございました」「これにて終了とさせていただきます」などと、「今私の舞台は終わりました」とお伝えください。いつ終わったのか分からない人がいます。
終わったら感謝の気持ちを伝えるためにお辞儀をしたほうが良いと思います。
お辞儀を「ペコッ」と素早くする方が多いですね。頭を下げ始めてから戻すまで「1,2,3,4,5」とゆっくり数えながらお辞儀してください。このほうが気持ちが伝わります。
自分の場合特に、恥ずかしくてすぐに帰りたい思いがいつもありますが、我慢してやっています。そこまでが自分の責任を持った舞台です。なあなあに終わらせてはだめです。
話す内容とは関係ないと思われるかもしれませんが、これができるようになると、かなり伝わりやすくなります。
1、ゆっくり動作
2、笑顔
3、目線
4、5秒お辞儀
ぜひ練習してやってみてください。
きっと、良いスピーチになると思いますよ。