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人と上手く行かなくて辛いとき解決するシンプルな方法

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人と和解したはずなのに、無意識に心が硬直してしまうことがあります。
 
不条理に何度か怒鳴られたり、激怒されたことがある人と会うときや、仕事をするときというのは、やはりどうしても無条件に心が防御しているのがわかります。
気を遣えば遣うほど悪循環が生じます。
 
そうすると、当たり前のようにその人との関係はさらに悪くなります。
これは辛いことです。
 
攻撃されるのではないか、という恐怖を抱いてしまうのは、自分の中で起こっていることです。
 
だから、目の前にあることは自分で起こしたことなのです。
 
本当は、自分の中で完全に和解できてれば、そんなことはないはずなのです。
分かっているのに、それはなかなか出来ないことです。
 
家までの暗い道をとぼとぼ歩きながら思わず、なんて未熟なのだと思ってしまいます。
 
 
そして、直接会っていなくとも、ついついその人の悪口を言ってしまったり、心の中で悪く思っていると、次に会うときにかなりの確率でこじれます。
それは、会った時に、ちょっとした目線や表情などから相手が察してしまうからなのかもしれません。分からないようにしようと思っていてもそれは伝わるものなのです。
 
しかし、会わなくとも、なぜか相手がこちらに対して、良くない行動に出られたりすることもあります。
これは不思議な事実です。
 
人との関係が悪くなりそうなときや仕事であまり上手くいかないときというのは、良く考えてみると、自分自身のおかげでその周辺が落ち着きを失っているということがあります。
こういうときというのは、これもまたとても不思議なのですが、電車が事故でストップして遅刻したり、ということが続けて起こるのです。
 
これはやはり自分の心が調和され、整っていないことが形として現れなのかもしれないと感じます。
 
そういうとき、自分の心の中でひっかかっていることをすべて洗い出して、無理やりでもいいので、とにかく感謝の気持ちを持つようにするとおっしゃる方がいました。
最初は、「こんなおまじないみたいなこと。和解できるわけない」と思っていました。
しかし試しに行ってみたところ、実は大変きつかったのですが、なぜか自分も癒されて、次ぎに相手とお会いしたときに雰囲気が柔らかくなっている。そしていつのまにか和解している。
 
このような事を何度も経験すると、やはり、感謝は全てを癒すのだということを実感します。
 
そして、

あなたが癒されるとき、世界も癒される。
だから、あなたは癒されるべきなのです。

 
というクリシュナムルティの深き世界にいつかは到達してみたいと思いながらも、今の未熟な自分には難しい状況ですが、そのほんの一端を感じずにはいられません。

 

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