アメリカの大統領はボイストレーニングをしている
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アメリカ大統領の演説を聴くと、いつも素晴らしいなあと思ってしまいます。
彼らはリーダーのためのボイストレーニング、「プレジデント・ボイストレーニング」というものを受けています。
なんと、声楽家でもないのにボイストレーニングをしている。
それほど声が人に与える影響力というは大きいのです。
声だけでいえば、ジョージ・W・ブッシユ元大統領が特に素晴らしいと思います。
明瞭でクリアーな響き、しっかりした芯のある声でテンポ良く話し、希望と信頼性を感じさせます。しかも、常に息が流れ、母音が音楽のように同じトーンでつながっているので、聴いていて心地よく安心感があるのです。
実は、ブッシュはボイストレーニングをしっかり行い、専用のチームが演説を演出していたのですね。
政策に関しては様々ありますが、この素晴らしい演説がブッシュを支えていたとのだと感じています。
最初にボイストレーニングを取り入れたのは、ジョン・F・ケネディ元大統領です。
ケネディは、演説によって国民に安心感や信頼感を与えようと考えたのですね。
もう一人あげるとすれば、オバマ大統領も素晴らしいと思います。
なんとのびのある声。
マイクなどいらないとも思わせます。
もう一つ良い点は、声のトーンからエゴが感じられないのですね。
彼の声が響くと、聴衆の興奮が伝わってくるようです。
これが、内容が良いのに、声がボソボソとして聴き取りにくかったらどうでしょう。
日本の政治界でいえば、国会などでの答弁で、不明瞭な発声が気になることがよくあります。
日本をリードする方々も、これからは、声を鍛えることも大事になってくるのではないでしょうか。
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