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ラ・フォル・ジュルネが中止になった

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今や、GWになくてはならないクラッシックイベントとして定着している「ラ・フォル・ジュルネ」が中止になりました。
 
演奏家来日キャンセルのため、予定のプログラムを実施することが困難になったとして全有料チケットを払い戻すことになっています。
その代わり、5月3~5日に復興支援コンサートを開くことになりました。(2011/4/18 修正しました)

 
演奏家のキャンセルは、福島第1原発事故の国際原子力事故評価尺度がレベル7に引き上げられた12日以降急増したそうです。
 
レベル7といえば、あのチェルノブイリと同じレベル。
もし外国にいて詳しい状況が分からなければ、日本に行くのをキャンセルする気持ちはよく分かります。
最初はレベル5であったところが、ここに来てのレベル7です。
 
大前研一さんライブによると「福島第一原発はスリーマイルより上のレベル7という判断をしてもよいのではないか。しかしその場合、チェルノブイリはレベル8に引き上げて、という条件だけれども・・・」と言っていました。それほどチェルノブイリは特別だったということですね。
 
欧米の方々にとっては、「あのチェルノブイリと同じ」といわれれば仕方ないことかもしれません。
 
しかし、ここまで大きなプロジェクトを企画して引き上げてきた音楽事務所の方々にとってのダメージは大変なものだと思います。
気軽に聴けるクラッシックとして大きな役割も担ってきていた音楽祭です。
残念なことですね。
 
 
今まで、「震災でも礼儀正しい日本人」「助け合いの精神があり、震災による盗みや事件もない」と海外にも評価されていた日本ですが、今ここにきてだんだんと評判を落としているのではないかと心配しています。
 
経済的な落ち込みもこれからさらに激しくなるでしょう。
風評被害と自粛ムードがさらに加速化させています。
 
しかし、どんなに大変な状況になろうとも心の豊かさはあったほうがいいと信じています。
草の根運動でもいいと思います。
日本の将来のために途絶えさせたくないですね

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