志をもって石を切る
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未曾有の震災。
そして、ものすごい勢いで社会が変わり始めているのを目の当たりにしている現在。
自分を見失いそうになるとき思い出す話があります。
新しい教会が建設されている建設現場に二人の石切り職人がいました。
「何をしているのですか」という旅人の問いに対して、石切り職人は
「このいまいましい石を切るために、悪戦苦闘しているのさ。」
と答えます。
もう一人の石切り職人は
「多くの人の安らぎの場となる素晴らしい教会を造っているのです」
と表情を輝かせて答えるのです。
田坂広志さんが講演のときに良く話してくださるので、常に心の中にとどめています。
今、自分が為すべき目の前の仕事。
この仕事が将来の日本を作っていくのだと、素晴らしい日本への第一歩だと思うと、自然と笑みこぼれるのです。
こんなときだからこそ改めてこの話しの本当の意味をかみしめています。
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