音楽が、メッセージをより強く伝えるために手助けしている、最高の例
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映画やドラマなど、ぴったりのバックミュージックが流れていることで、より感覚や思考に強く訴えかけるのではないか、と考えています。
逆に、あまりに素晴らしい選曲だと、音楽だけを聴いて、映画のワンシーンを思い出してしまう、というようなこともあると思います。
映画「アマデウス」の終わりに流れている、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番k.466の第2楽章。
私はこれを聴くと、最後の鳥肌が立つようなシーンを必ず思いだしてしまいます。
天上の音楽とも言われている、あの平和で幸せで、心が癒されるような曲。
この曲をこういう解釈でこのような感じ方ができるんだ、というように思います。
最近見た、韓国のこの映像。
音楽と写真の組み合わせの素晴らしさ。
韓国語での女声の歌声でひたすらに流れる美しい音楽。
そして、被災地の、心が震え、胸をかきむしられるような写真の数々。
しかしここに音楽がつくことで、重い十字架を背負いながら、静かに慈しむような祈りの時間が流れるのです。
これが音楽なしだったらここまで心に訴えてきたのだろうか、と考えます。
見終わってからしばらく間をおいて、誰をもせめることができない怒りと同時に、心の底から奮い立つような勇気が湧き上がってくるのを感じました。
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