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今年のOracle OpenWorldの目玉はSoftware on Chipかな?

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 さて、今日の深夜からサンフランシスコに旅立つ。今年もOracle OpenWorldに参加して取材するための渡米だ。

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 日本オラクルを退社してからも、取材で毎年参加させてもらっている。社員だったころの参加回数を、そろそろ超えそうだ。昨年は、Oracle Databaseのメジャーバージョンアップとなる12cが発表された。今年は、どんなサプライズがあるのかいまから楽しみだ。

 事前に訊いたところでは、Oracle Database 12cにはマルチテナントやヒートマップなどの、いままでに明らかにされている新機能以外にも、まだまだ興味深い機能がたくさんあるそうで、そういったものにスポットライトを当てた発表になるのではとのこと。写真は、昨年、基調講演でOracle Database 12cを紹介するラリー・エリソン。

 もう1つ注目は、昨年も話題になったSoftware on Chipだろう。富士通との協業で、昨年発表になっているけれど、より踏み込んだものが今回発表されるのではと予測。今年も初日のラリー・エリソンCEOの基調講演と同じ枠に富士通は登場するので、期待したいところ。Chipのなかに、どこまでソフトウェアの機能が入ってくるのか。ある意味、ソフトウェアの今後の進化の方向性を示すものになるのかもと思うところだ。

 もう1つ、ちょっと期待したいのが、Microsoftの存在。先日、CEOのスティーブバルマーも引っ張り出して、OracleとMicrosoftが提携するという発表を行った。それを受けてということになるのだろうけれど、OpenWorldでは始めて、基調講演にMicrosoftが登場する。講演の中身は、おそらくWindows Azure関連の話になるのではと思うが、これもまた業界地図がどうなっていくのかを占う講演になるのではと。

 サンフランシスコのOpenWorldに取材で参加すると、とにかく忙しい毎日となる。基調講演やプレス向けのブリーフィングが多数あり、その合間を縫って記事を書くことに。それでも、面白いネタがあれば、ブログのほうもなんとか書きたいと思うところ。

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