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チリ地震の中継に見たUstreamの可能性

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 ハイチの地震の記憶もまだ新しいところに、チリでかなり大きな地震が発生した。

 ハイチの時はなかなか状況が伝わってこなかったが、今回はUstreamが活用されて現地のなまなましい被害の様子が伝わっている。チリのテレビ局が、Ustreamを使って地震後の状況を中継しているのだ。

 大規模な中継の仕組みが用意できなくても、Ustreamならば容易に真の姿をリアルに世界中に伝えることができる。そして、Twitterと連携して、それを補足するようなコメントが、画面に次々と流れている。地球の裏側で起こっていることがどんどん入ってくるのだ。以前なら、たまたま現地にいる人にテレビ局などがなんとか連絡をとって電話越しに状況を聞くというのがせいぜいだったのに。今回はテレビ局がUstreamを活用しているけれど、iPhoneなりがあれば誰でも中継で真の姿を動画で伝えるということができるのだ。

 大きな橋が落ちてしまっていたり、建物が崩壊していたり、さらには人々避難していたりする様子が動画で見られる。とにもかくにも、これ以上被害が拡大しなければいいのだけれど。今おきていることの真の姿が伝えられるということの価値はかなり高い。あまりにもリアルな情報に、唖然としてついつい傍観してしまう自分がいる。寄付なり、何かできることがあれば実行しなければなぁと思うのだった。

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