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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

ここで自分の会社のことをPRするブログを書くのはかなり難しい

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 もうずいぶんここでブログを書いてきたけれど、自社の製品なりサービスなりPRするコンテンツをここで書くのは、かなり難しいと考えている。

 まあ、弊社にそれほどPRすべき製品とかがまだないというのもあるけれど。あまりべたべたに褒めても、何言っているんだかと思われてしまうし。かといって客観的に引いてしまったら、良さを伝えるのは逆に難しそうだ。嫌みにならないようにさらりと書いて、なのに読者の方々に興味をもってもらう。そのためには、PRしたい商品やサービス自体に魅力があることはもちろんだ。とはいえ、いくらいいものでも、表現の仕方1つでファンを増やすこともできれば、批判の対象にもなりかねない。

 そこにいくと、高橋徹さんはSunのことをここのブログで伝えるのが、本当にうまかったなぁと思う。業界での豊富な知識と経験もあったし、なんと言っても一番は、自身がSunのマシンやソフトウェアの強力なファンだったことが、彼がここで伝えるのがうまかった理由だと思う。本当に自分がファンでいいものだと思っていると、そのことが文章にも表れにじみ出てくる。自社のことを褒めているのに、まったく嫌みがない。もちろん、ご自身のキャラクターもコンテンツの好感度のためには、おおいに良い影響を与えていたんだと思う。

 じつは、日本オラクルの玉川さんがここで、ブログを書くことになった際に、自社のPRをここで行うのは相当に敷居が高いから、Oracleのことは書かないほうがいいよとアドバイスしたことがある。とはいえ、彼は企業のPR担当、逆に言えばそれがある程度できなければ、仕事の一貫としてブログを書くことはできない。結果的に玉川さんは、徹さんとはまた違ったタイプの書き方で、Oracleの情報をうまく伝えていると思う。彼もまた、Oracleの製品のことを好きで、いいものだと実感しているからこそできることなのだろう。

 もう1人、うまいなぁと感心しているのが、Azureの砂金さんだ。ある意味敵の多いMicrosoftの話を、うまいことガンダムに絡め表現し、いっきにベスト30ブロガーの常連となっている。これはあくまでも私の印象だが、彼はまだMicrosoft命という域にまでは達していないかもしれない。けれども、先日のブロガーミーティングで自分の仕事の説明をしているのを聞いていても、Microsoftのいいところをいままさにビシバシと受け取っている最中であり、その良い部分をなんとか工夫してみんなに伝えようとしているところなのだろうなぁと思う。

 ブログでPRすること、いや、そもそも何かPRするというのは、まずはその製品やサービスを心から「愛しちゃう」というところから始まるのかもしれない。本当に愛することができれば、どんな表現方法を使っても、最終的にはその気持ちが相手に伝わるかもと思う次第。みなさん、自社の製品やサービスを愛していますか?

PS. 今週、徹さんを偲んで一部有志で日本酒を飲む会を開きます。ワイン好きのイメージがある徹さんですが、じつは日本酒についての蘊蓄もかなりのものでした。徹さんの思い出を語りながら、少しでも徹さんのブログの表現のうまさが自分にも身につけばなぁと。

Comment(6)

コメント

谷川さん

私も同感です!ということは、谷川さんも私も自社製品を愛していないということになるの?(笑)ガーン!!
これに対しては、オーナーとそうでない人の立場の違いということにすると、谷川さんも私も幸せかと(笑)

さすが、するどい。ベルファスト基地防衛時のアムロくんじゃないけど、確かに「マイクロソフトさん、僕はあなたの全部が好きという訳じゃありません。でも、今日まで一緒にやってきた仲間じゃないですか!」という感じかもしれないですね。Azureは好きですよ。いや、ほんとに。

マリコさん

たしかに、愛がまだ足りないかもしれません。がんばって愛しましょう、自社のこと。

いさごさん

たしかに、全部をというのは難しいかもしれないですね。でも絶対ここでけは好き!ってなところが出てくれば、それが愛になるのかも。まあ、周りの仲間に影響されるというのは確かにもう1つ大きな要因かもしれません。

こんにちは。初めてコメントさせていただきます。

自社製品についてPRするのはとても難しいですよね。でも、考え方をかえれば自社製品を使っている人たちの話をすることは、難しいことではないのかなと思います。使ってくれている人たちが、どのように製品をつかって、どんな価値を受け取っていて、どのように生活(業務)が良くなっているのか。それはそのまま、自社製品そのもののPRにもなるのではないかと思います。

Kei Takahashiさん

コメントありがとうございます。実例が挙げられて、それが本当に役に立っていれば、それ以上にいいメッセージはないでしょうね。

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