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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

競争でよりよいものが提供されればいいなぁ

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 MacBook Airの初代機を使い始めて、1年以上の月日が過ぎた。おおむね順調で、80GBしかないHDDにもまだ余裕がある。当初はこれをモバイルでも使っていたのだけれど、その役はVaio type Pに譲っているので、もっぱらデスクトップ用途になってはいるのだが。

 デスクトップと考えると、USBポートが少なかったりでちょっと不便だったりもする。そんなわけで、新しいMacBook Proなんかも気になるところではあるのだが、ほしいスペックでカスタマイズするとあっという間に20万円を超える世界なので、簡単には手が出ない状況だ。今期の自社の決算にらみながら検討中といったところか。

 ところで、Mac OSの環境で不満なのがウィルス対策ソフトだ。まず選択肢が少ない。最初に購入したNortonは、どうもTimeMachineとの相性が悪い。NortonのせいでTimeMachineの処理が終わらないのだ。当時はシマンテックのサイトに行ってもMac OSに関連する情報はほとんど入手できず、結局リアルタイムスキャンを止めていた。これで意味あるのかという話もあったけど、まあメールの出し入れをチェックするくらいの役には立っていたはず。

 その後、Nortonのバージョンも上がったので、それを購入して移行した。ほぼまともに動いているようには思うのだけれど、ときどきTimeMachineの処理が永遠と終わらない症状が出る。原因を深く追求していないが、なんとなくリアルタイムのウィルススキャンが影響しているのかなぁと疑っている(まったくの濡れ衣かもしれないので、鵜呑みにしないで欲しい)。そもそも、Nortonというより、TimeMachineの機能のできがあまりよくないのかなぁとも思ったり。

 ところで、ウィルスバスターのMac OS版がやっと出るらしい。

 Macは市場で増えてはいるものの、まだまだセキュリティ対策ソフトは普及していないようだ。ウィルス作るやからもそんな状況を狙いつつあるわけで、さまざまなウィルス対策ソフトが出てきて選択肢が増えるのは歓迎だ。これはあくまでも個人的な印象に過ぎないけれど、これまではMacのウィルス対策ソフト市場では、ベンダーはあまり積極的ではなかった。なので、機能アップも遅いし、トラブルへの対策もちょっと後手に回っていたのではないだろうか。これも競合が増えれば状況は変わるだろう。価格も安くなるだろうし、機能、性能の向上も期待できる。

 世の中、製品や企業の買収流行だけれど、競合が減るとやっぱり製品やサービスの進化が停滞するのではという懸念は出てくる。ベンダーは、いやそんなことはない、継続して研究開発に投資しているというかもしれないけれど。この業界にいて、身近ではあってもどこか買収劇はあまり自分に関係ないように思えてもいた。買収、買収で製品がどんどん減ることなく、しっかりと競合していい製品が市場にたくさん出てきて欲しいと改めて思うのだった。

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