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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

Your. Open. World.

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 東京のまだまだ残る蒸し暑さから脱出して、今年もOracle OpenWorldに参加するために、風が心地よいカリフォルニアはサンフランシスコにやってきた。

Blogger Pass 今年は、Pressではなくブロガーという立場で参加。写真のようにパスにも大きく”Blogger”の文字が印刷されている。昨年くらいからOracleを代表とする米国のベンダーは、ブロガーをかなり意識した情報発信を行っているようだ。昨年のOpenWorldでも、プレス席がブロガー席と一緒の場所で机と電源が用意されていた。今年はさらにレベルアップして、机と電源のあるブロガー席のほうが前のほうにある。さらに、プレスラウンジは、今年からブロガーラウンジにもなっている。ここでは、すでにプレスとブロガーは完全に同等、いやむしろブロガーのほうが扱いがいいくらいになっているのだ。ブロガー席

 さて、今年のOracle OpenWorldのテーマは”Your”、イベントの会場だけでなく、街中のあちらこちらに”Your. Open. World."というメッセージが表示されている。この意味は、Oracle OpenWorldというベンダーが主催するイベントではあるけれど、すでにOracleだけから一方的にメッセージを発するイベントの時代ではないということだとか。ここのブロガーでもある日本オラクル広報の玉川氏は、この”Your”について「ちょっとオープンソースの考えに似ているところもあるかもしれないけれど、みんなで知恵を出し合って、みんなでコミュニケーションすること」と解説していた。

 さて、昨年のOpenWorldの目玉はOracle VMの発表だった。今年の目玉はいったい何になるのだろうか。その1つには、新しいコラボレーションツールの発表があるようだ。Web2.0時代に適した新たなエンタープライズ・コラボレーションツールが発表されるようで、こちらは新たなイメージキャラクターもすでに設定されていて、それをデザインしたラッピングバスが街中を走っている。

 驚きの発表は、どうやらこれだけではないようだ。24日のラリー・エリソン氏の基調講演は今年も期待してよさそう。会場には上のような表示も見られるので、どんなものが飛び出すのか大いに期待したい。

 オラクル漬けの一週間が始まるわけだが、ブロガーとして参加しているので、今日から数日間はOracle OpenWorldに関連するエントリーを立て続けに投稿することになる。特に明日は、朝から夕方まで立て続けにkeynote、Generalセッションが目白押し。どこまでカバーできるか分からないけれど、通常の記事とはちょっと違う角度からレポートできればなぁと考えている。

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