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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

SOAとビジネスアプリケーションを提供できるのはオラクルだけ

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 本日、日本オラクルの新社長の遠藤氏のお披露目会見が行われた。会場は満席でどんどんと追加の椅子がセットされる状況。新社長の発言に、どうやらみんさんかなり注目しているようだ。

 とはいえ、昨期の決算発表を目前に控えているため、数値的な結果や目標なりの具体的な発言ができない時期だ。個人的にはもっと過激な発言で、ライバルをばっさばっさと切り倒して欲しいところだったが、比較的におとなし目な初会見だったように思う。

 SAPとの日本でのビジネスアプリケーション市場での今後の戦いについても、なにか強気の「ひとこと」が欲しいところだが、実際に優位性として指摘したのは以下のようなところのみだったように思う。まあ、これは確かにオラクルの大きな優位性ではあるのだけれど。

 饒舌でクレバーなイメージの新宅前社長と比べると、遠藤氏は技術寄りでじっくりと徐々に熱く語るタイプかなという印象をもった。Quiet Period(IR制限期間)という足かせがはずれ、具体的な中期経営計画なりをドドーンと発表する際には、日本のEnterpriseIT市場を協力に牽引するような、強気な発言を期待するところだ。

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