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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

SaaSってやっぱりかなり来そうだ

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 ITmediaエンタープライズのポッドキャストにゲスト出演した。今週月曜日から公開されている「ITmediaマンデー・エンタープライズ」で、SaaSについてちょっと偉そうにしゃべってしまった。

 けしてSaaSの専門家というわけではないが、ここのところSalesforce.com関連の取材やらなんやらずいぶんたくさん関わっているのは事実。Salesforceの年次カンファレンスであるDreamforceにも、3年連続して参加し取材している。それらで得られた「印象」を中心に、話をしたといったところだ。時間も短いのでそんなに深くは語っていないが、勢いのあるSalesforceのイベントの様子や、今後のSaaSの普及予測について、あくまでも個人的な見解を述べてみた。

 実際、Salesforceのユーザーの話も、ここ最近いくつかうかがっている。印象的なコメントとしては、「SaaSだから、合わなければいつでも辞められる」ということ。で、みな採用までの決断が早い。結果的には、どのユーザーも徐々に契約を増やしているので、どうやら合わなかったということはなかったようだ。

 Deamforceでもよく耳にするのだが、Salesforceの評価は是非とも会場に参加しているユーザーに直接聞いてみて欲しいと、エグゼクティブのスピーカーたちは言う。開発者やコンサルタント、ましてやベンダーである自身の主張よりも、使っているユーザーに聞いてくれというのだ。それはサービスに対する自信もあるのだうが、むしろ顧客がSalesforceを育てているという状況もあるのかなと感じることがある。

 SaaSの、そしてSalesforceの勢いを肌で感じる場として、日本でもDreamforceがあればいいのにと思っていたら、規模は本家のDreamforceほどではないようだがSuccessforce Live 2007という大きなイベントが11月2日に開催されるとのこと。実際にSalesforceを使っているユーザーの声を、直接聞けるイベントになるようだ。SaaSってどうよっと思っている方は、参加してSaaSの勢いの真贋を見極めてみてはいかがだろうか。

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