実証実験中!字幕電話
めんそ~れ!
いよいよ沖縄は、昨日5月20日に梅雨入りとなりました。
毎年梅雨入りになるとブログでお知らせしておりますが、多分、今回が一番遅い報告と思います。
ところで、先週の土曜日にNHK e-テレの「ろうを生きる 難聴を生きる」という番組をご覧いただきましたでしょうか?
株式会社アイセック・ジャパンが取り組んでいる「字幕電話」が特集されました。
字幕電話とは、話せる聴覚障がい者向けに開発した電話です。相手の話した内容が、聴覚障がい者の電話に接続されているタブレットなどの端末に文字として表示されるので、普通の人と同じように電話ができるという仕組みです。
二本には、障がい者手帳を持つ聴覚障がい者は32万4千人いらっしゃいますが、手話が分かる人は6~7万人と言われております。
聴覚障がい者と聞くと、ついついコミュニケーション手段は手話だと思いがちですが、実は、文字に頼っている人の方が多いのが現状です。突発性難聴などによる中途失聴者が増えているのもその一員と思われます。
さらに、日本補聴器工業会の調べでは、2012年聴覚に不自由を感じている人は1390万人にも上っていると言われております。
聴覚障がい者が使えない社会インフラが電話なのですが、特に今まで電話を使っていた話せる聴覚障害者にとっては、電話が使えなくなったことは大変大きな不自由となっております。
今回の実証実験は、厚生労働省の「障害者自立支援機器等開発促進事業」の採択を受けて、今年の1月から3月まで行いましたが、非常に評判が良かったので、現在限定15名で継続を行っております。
NHKの取材で、お使いいただいている方の実際の声をお聞きすることができましたが、とても有効であるとの反応に嬉しく思っております。
明日、5月22日金曜日の午後0時45分から再放送がありますので、見逃した方はぜひ見てください。
聴覚障がい者の社会イノベーションです。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/rounan/backnumber/2015/05/0516.html#contents