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沖縄の自然と歴史とIT事情をナイチャーの目でレポート

沖縄に少子化問題はない!?

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めんそ~れ!

9月に起業しましたが、ようやく10月に入り、器が完成してきました。今週からアルバイトですが、社員を5名採用し、沖縄県産業公社からの助成事業を始めました。

まだ、少人数ではありますが、仕事を請けられる体制ができてきましたので、「チャットコールセンター(ホームページのお店番)」にご興味のある方は、ご連絡ください。

さて、今日の表題を考えたときに、なんと表現するかとても迷いました。例えば、「少子化問題は、沖縄を見習え!」なんていうのも、考えましたがそこまでのことでもないかなと考え、実際の状況をお伝えする感じとしました。

観光できている人たちは気がついているかどうかわかりませんが、沖縄で生活しているととにかく子供が多いなぁと感じます。

まず驚くのは、夜の居酒屋で小さな子供の姿をたくさん、頻繁に見かけます。

沖縄は、ファミレスが少ないという影響もあるのでしょうが、若い共働きと思われる夫婦の食事は子供をつれての居酒屋が多いのでしょう。

買い物にスーパーやショッピング・モールにでかけると、とにかく子供連れの人が多い。

特に、20代前半の若いお母さんが生まれてすぐ位の子供をつれて買い物に来ている姿が目に付きます。

東京だと、渋谷や原宿を歩いているくらいの若くてかわいい女性が、沖縄ではベビーカーを押しながら買い物をしています。

今回の採用でもそうでしたが、前の仕事のときでも採用を行うと25歳くらいまでで、子供がいる人がたくさんいます。

なぜなんでしょう?こんなに沖縄は子供が多くて、若い女性で子供を出産している人が多いのでしょう?

厚生労働省の平成19年度の統計を見ても、特殊出生率の全国平均が1.34人にくらべ、沖縄は1.75人と第1位になっています。

沖縄は、年中暖かくて、開放的なのが原因のひとつなのかもしれません。たしかに、できちゃった婚による出生率が全国的に1980年の12.6%から2000年には26.3%に増えているので、特殊出生率の高い沖縄への影響も高いかもしれません。

それよりも感じるのは家族構成の影響が大きいと思います。同居、別居は別にして、おじいさんおばあさんが必ず家か近くにすんでいるという影響が大きいと思います。

つまり、若い世帯でも万一の場合に、支援してくれる家族が近くにいてくれるので、安心して結婚出産ができることが大きいのではないかと考えています。

沖縄は、島なので就職で隣の県にいくといっても、船や飛行機を使わないといけません。ただ、高校・大学を卒業して、県外に就職しても数年後に沖縄に戻ってくる人の割合が非常に高い。戻ってきて、結婚して子供も生まれて地元で仕事をする。残念ながら、地元での就業機会は多くないので、失業率が高くなる。でも、家族が近くで支援してくれるので、安心して子供を育てることができる。

たぶんこういう循環が、出生率が他の都道府県に対して高くなっている原因ではないかと推察しています。

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