オルタナティブ・ブログ > mtaneda ブログ >

中小企業の開発者は会社で何をしているのか

読みました:「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル

»

書店で気になって購入した、「「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル」を読み終えました。

内容を要約しても意味がないので、本当に簡単な感想文のようになってしまいますが・・・

インパクトのあるタイトルなので、さぞかし極端な事例が載っているのかと思いきや、そうではありませんでした。

この本には「納品のない受託開発」という、
お客にとってもエンジニアにとっても、双方にメリットがある受託開発について考え方、
事例などが書いてあります。

「納品のない受託開発」については、この本以外にも、
著者の会社のウェブサイトにも詳しく説明が書いてあります。
http://www.sonicgarden.jp/category/concept/

最初は本当に納品をなくせばうまくいくなんて、それこそうまい話しがあるのかな?と疑心暗鬼で読み始めましたが、
きちんと適用する分野を絞って、お客やプログラマとの関係を良好に保つ努力をして成り立っているという背景が説明されており、
納得できる内容でした。

それから、著者が、プログラマがずっとプログラマとして幸せでいれることも重視してこの受託開発を推し進めている点に一番感銘をうけました。

私自身、それについて考えることが多いのですが、まだ答えは出せていませんが、
本書の内容は、ひとつの答えとして、参考になりました。

受託開発で、仕様変更に悩まされたり、誰も読んでくれないドキュメント書きに苛々したり、
作ることが目的となってやりがいが感じられないようなことがあれば、
一読すれば参考になるとおもいます。

 

 

 

Comment(0)